Tokyo Technical Samuraiがスイッチサイエンスに来てくれました!

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日本で毎年開催されている「ロボコン」は有名ですが、米国版のロボコンのことはみなさんご存知でしょうか。「FIRST Robotics Competition(以下FRC)」は、世界中の高校生達2700チームほどが競い合う、まさに大国ならではの規模の大会です。

世界17カ国から参加があるそうなのですが、今まで日本からの出場はありませんでした。が、今年は違います。スイッチサイエンスもスポンサーをしている、東京工業大学附属科学技術高等学校の有志チーム「Tokyo Technical Samurai」のFRC出場が決まったからです!

The Blue Alliance(FRC参加チーム紹介ページ):http://www.thebluealliance.com/team/5749

FRCの話を聞いて、まずすごいと思ったのは、出場登録に6,000ドルが必要ということ。現在1ドル≒120円くらいなので、参加するためだけに720,000円!もちろん日本からなので、さらに渡航費だのなんだのが追加され、総額3,000,000円近くかかるとのこと。

なんで高校生の大会の登録費にそんなにかかるのか、と思いましたが、FRCはただロボット技術を競うだけではないんです。ロボット技術の他、自分たちで企業スポンサーを募り、チーム経営に必要な技術も学ぶ必要があります。当然、彼らはロボット技術以外は普通の高校生なので、スポンサープランから契約書、請求書の作成まで、全て初めての経験。それをやってのけている彼らを見ると、大会開始前から何ともすごいことをやらされるなあ、と思います(自分が高校生のときは、部活の顧問や学校のバックアップがあって当然と思っていました)。

さて、前置きがすごく長くなってしまったのですが、そんなFRCに出場できることとなったTokyo Technical Samuraiの面々が、スイッチサイエンスに取材に来てくれました!

samurai

なぜかというと、スポンサープランの一環として、スポンサー企業を紹介してくれる、ということを彼らが約束してくれたから。社会人も顔負けの交渉です。取材記事はこちら

この後は年明けすぐに、ルールの発表やパーツの供給(あの高い登録費にはこの費用も入っているとのこと)があり、ロボット製作開始。2月中旬に製作終了して、3月末に大会予選があるそうです。彼らの中には「ロボカップジュニア」の世界大会優勝者や、「高校生パフォーマンスロボット競技大会」の1位、3位の実績を誇るメンバーもいるとのことで、そこからは彼らの本領発揮。ぜひ日本のロボット技術を世界に知らしめてもらいたいと思いますので、みなさまも彼らの応援をどうぞよろしくお願いします!

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