Arduino S.R.L.の倉庫を見学してきました

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Arduino S.R.L.のオフィスの見学に続いて、今度は倉庫を見学してきました。もちろんArduino S.R.L.は各地に倉庫を持っているのですが、今回見せてもらった場所はちょっと変わったところにあるものです。イタリアで生産した製品や、そこで使う部品、あるいは台北で生産した製品などは一度スイスの保税地域にある倉庫に運びこまれます。保税地域ということで、昼12時にゲートが閉まるということで、急いで連れていって貰いました。

ここが保税地域の入り口にあるゲートを通って入った中です。たくさんの大型トラックが停まっていました。真ん中にある建物に「PUNTO FRANCO」と書いてありますが、これが保税地域だという意味だそうです。アジアでは、関税がかからない貿易のハブとして香港が有名ですが、ここがちょうど同じような場所ということでした。この場所がイタリアとの国境寄りのスイスにあることも、Arduino S.R.L.のオフィスがスイスにある理由の一つだということです。
Warehouse in freezone

そんな倉庫街の倉庫の一つが、Arduino S.R.L.の保税地域内の倉庫です。
Warehouse in freezone

倉庫のドアを開けると、そこにはちょっとした事務スペースがあるのですが、さらにその奥に行くと…
大量のArduinoの箱がありました。写真には写っていませんが、Arduinoに使われているマイコン、AVRのメーカーであるAtmelのロゴが刷られた箱もありました。イタリアで作られたArduinoは、いったんここを経由して台北へ、台北から日本に送られて当社に納入されています。
Warehouse in freezone

当社は、Arduinoをまとまった数で調達していますので、先日のツイート


のように、イタリアからスイス、台北、東京、とパレットのまま運ばれてきます。そんな話をしていたら、Arduino S.R.L.の社長であるFederico氏が、「日本向けのパレットにマジックでメッセージを書くと、そのまま届くよ(笑)」と話していました。

身近なArduinoが、こうしてイタリアからはるばる日本までやってきていると考えると面白いですね。