ESP-WROOM-32ピッチ変換済みモジュールα版進捗報告

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当社でも販売を開始したESP-WROOM-32モジュールですが、やはり1.27 mmピッチのはんだ付けは厳しいですよね。そんなわけで当社でもピッチ変換基板を作成しました。今回はその動作試験の報告です。

[追記]
その後、ESP-WROOM-32ピッチ変換済みモジュール正式版を販売開始しました。

ESP-WROOM-32モジュールをはんだ付けして(はんだ付けにはホットプレートを使いました)、ピンヘッダをはんだ付けして(こっちははんだごてです)、ブレッドボードに載せました。電源として使ったのはブレッドボード用電源ボード5V/3.3V切り替え式です。これなら最大800 mA供給できるので、不具合は起きにくいだろうと判断しました。

配線やスケッチなどは、ESPr Developerの記事も書いてくださっているmgo-tecさんのブログエントリ「ESP-WROOM-32 ( ESP32 ) で Wi-Fi スマホ LED スイッチ作り」を参考にしました。詳細な記事をありがとうございます。

Wi-Fi経由でLEDを光らせることに成功したので、はんだ付け済みのモジュールをα版として本日発売しました。サイズはESP-WROOM-02ピッチ変換済みモジュール《フル版》より少し細くしたので、普通のブレッドボードに挿したときに片側一列だけ外側にも穴が出るようになりました。

USB micro-Bに接続できて、PCからの書き換えも簡単にできるモジュールが期待されているのは承知しているのですが、ESP-WROOM-02よりさらにシビアになったという消費電力に対応するための電源ICの選択などで、少し時間がかかりそうです。まずはピッチ変換済みモジュールでお楽しみください。