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他の用事で、アメリカのテキサス州オースティンに来ています。日曜にオースティンを友人に案内してもらっていたのですが、友人がTechShopの会員だったので連れていって貰いました。僕にとっては初めてのTechShop、いろいろと楽しみです。
ドアを開けて入ると、エントランスホールがあります。けっこう大きな受付、受付の後ろ側では3Dプリンタのフィラメントの販売コーナーがあったり、ここで作ったものが展示されていたりしました。このTechShopのちょうど隣には、Lowe's（ロウズ）というホームセンターがあるのですが、店との連絡通路があったりします。加工する素材がすぐ手に入るのは便利ですね。
TechShop内部のツアーに参加させてもらったのですが、まずはこの受付で免責の同意書にサインをしました。
中に案内してもらうと、そこには広大な作業スペースがあります。手前に見えている金網は、メンバーが借りて自分の工作物などを置いておくことのできるロッカースペースです。左手にはレーザー加工機、その奥には3Dプリンタ、さらに奥には工作台、壁際に布を加工するためのスペースが見えます。布を加工するスペースには、JUKIのミシン等のほか、Tシャツに熱転写をしたりシルク印刷をするための設備がありました。
レーザー加工機の手前にはパソコンが並んだエリアがあるのですが、そのパソコンにはAutodeskやAdobeのツールがインストールされていました。
さきほどの写真の右手には、木工室がありました。中には大型のShopBot（CNC加工機）が複数台設置されています。写真右下にある赤いランプが点いている液晶は、工作機械を使うときにメンバーがカードをかざしてチェックイン、使い終えたら同じようにカードをかざしてチェックアウトする端末だそうです。これで工作機械の稼働状況を把握しているとのことでした。
建物の一番奥には、金属加工室があります。とりわけ凄いのは一番奥にあるウォータージェットです。厚さ6インチ（約15cm）の鋼板を切断できるとのことでした。
エレクトロニクスの部屋もあります。ここは、National Instruments（本社オースティン）がスポンサーをしているそうで、オシロスコープや電源装置の他にも、NIのテストツールなどが置かれていました。
とりわけ凄いと思ったのは、チップ抵抗やコンデンサなどのリールが収まった棚です。
オーブンを使ったリフローもありました。当社の、リフロートースターコントローラーキットと同じような仕組みのコントローラーが付いています。
TechShopは、月200ドルで、自動継続にすると月150ドル、年払いで1,650ドルだそうです。学割の他に軍人割があるのがアメリカらしいな、と思いました。日本にも、テックショップジャパンの一号店、TechShop Tokyoが六本木にできました。内覧会のレポートも合わせてご覧ください。
