Open Hardware Summitに行ってきた。

みなさまこんにちは、小室です。アメリカ、ニューヨークにいます。オープンハードウェアサミット(OHS)(リンク先は英語です)というイベントに参加しました。

OHSは今年で3回目になるオープンソースハードウェアのイベントです。スイッチサイエンスは毎年スポンサーを勤めています。今年はEYEBEAM ART + TECHNOLOGY CENTER(英語)という場所で行われました。 参加者は400人くらい。参加者のほとんどが男性ですが、日本で行われるコンピュータサイエンスの集まりよりは女性率が高い(15%くらい?)印象です。今年は小学生から中学生くらいの方の参加も見られ、中には登壇発表を行った小学生もいました。

会場のEYEBEAM。倉庫のような雰囲気。

登壇発表した小さい人たち。彼女たちは、自分の作った物をYoutubeで公開したり、オバマ大統領に見せたこともあるようなスーパーキッズ。発表も慣れたものでした。

OHSはMake: Tokyo MeetingやMaker Faireよりはフォーマルな雰囲気で、登壇発表を中心にデモ発表やポスター発表が行われます。オープンソースハードウェアの抱える問題点を提起するようなもの(ライセンスや特許の話など)から、発表者本人が行っているプロジェクトの紹介まで、様々な発表が行われました。私も、ポリプロピレン合成紙を使ったペーパーステンシルについてポスター発表を行いました。

聞きにきてくれた人に説明する私。

参加者全員に配られるGoodie Bag。スポンサーがノベルティを入れています。スイッチサイエンスのも入ってます。

キーノートを行ったクリス・アンダーソン

デモのひとつ。この人たちは登壇発表も行っていました。子供たちにインプット/アウトプットを理解してもらうためのワークショップを紹介していました。写真は、おさるさんの手と手を合わせるとビービー音が鳴るおもちゃ。

デモと登壇発表のあった作品。導電性のインクや糸を使って作られています。

こちらもデモと登壇がありました。鳥モチーフのロボット。帽子にRFIDが入っていて、光り方や色、羽根の動きを変えることができます。

Seeed Studioのデモ。中央の家の中にあるタブレットから光や音を操作できます。

写真が分かりづら過ぎますが…針金を曲げるマシン。Arduinoで作っていました。

OHSはオープンソースハードウェアに関する最大のイベントなので、オープンソースハードウェア界での有名人がたくさんいます。スイッチサイエンスで取り扱っているSparkfunSeeed StudioMaker botなどの方々もいらっしゃいました。

Sparkfunの社長のNathanと私。Nathanは頭の回転が速くて話がどんどん進むうえ、表情がコロコロ変わるので、話している間毎秒楽しい方でした。

左から、スイッチサイエンスの安井とSeeed Studioの社長のEricと私。Ericはギークな冗談で周りを和ませてくれる素敵な方でした。Androidタブレットからの入力で音楽に合わせて光る作品をデモ展示もしていました。

Maker BotのBre。最近新しいバージョンのMakerBot replicatorが発売されました。

昨年のOHSでは全体的に「オープンソースハードウェアでハッピー!」という雰囲気のもと発表が行われていたのですが、今年はライセンスの話など、オープンであることの難しさを考える発表も多く出ていました。キーノートのクリス・アンダーソンは、オープンソースハードウェアの難しさや問題点をあげ、その解決策のひとつとして「ソフトウェアはオープンにして、ハードウェアはクローズドにする」という案を(オープンハードウェアサミットなのに…!)掲げていました。同じように、オープンソースハードウェアの始まりのひとつでもある「MakerBot」は、ハードウェアをすべてオープンにしておくことの難しさから、新しいバージョンのMakerBot replicatorのハードウェア(の一部)をクローズドにすることに決めています。

去年と雰囲気ががらっと変わった今年のOHS、来年はどう進んで行くのか今から楽しみです。スイッチサイエンスでは今年はポスター発表をしましたが、来年は登壇発表したいなー!と野望を抱いております。もうちょっと自社製品が増えてきたら、展示も行いたいものです。

ところで、実は、このOHSに合わせてスイッチサイエンスでは海外向けのwebショップ*をオープンしました。今はまだまだ小さくて、山ほど問題が残っていますが、今後はスイッチサイエンスのオリジナル製品だけでなく、国内産のモジュールなども海外に向けて販売していく予定です。

*国内からのご注文にはおこたえできないのです…ごめんなさい。

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