NT京都にいってきました。

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3月22日にニコニコ技術部の作品展示会であるNT京都2014にいってきました。今年で5回目の開催となるイベントです。会場は京都駅から30分ほど離れた春日神社と、神社に併設された幼稚園です。

entrance

神社に入って最初に目に入った作品は、LEDで装飾された電動車いすでした。一般的な電動車いすは手元のハンドルを操作して移動するのですが、こちらはハンドルの代わりに、奥歯を噛んだ時に筋肉に発生する電位差を制御信号にして移動を実現していました。試乗してみたのですが、運転のコツを掴むまでに少し時間がかかりました。手足を使わずに移動ができるのはおもしろいですね。

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境内の奥には、本物と見間違えるくらい臨場感のある手作り戦車がありました。製作したのは企業ではなく個人サークルで、家族や友人を巻き込み、自宅の工房で日夜作業に勤しんでいるそうです。こちらは試乗できなかったのですが、砲台を動かして参加者を楽しませていました。

tank

 

屋内に入るとニコニコ技術部らしい、ユニークな作品が目に入ります。

まず、きのこたけのこ判別器。お菓子をきのこの山、たけのこの里、その他の3種類に認識し、必要のないお菓子を避ける機械です。私が見に行った時はお菓子の認識はできていたのですが、避ける動作を見ることができませんでした。

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次に、鏡の中に初音ミクを映した作品。向かい側から投影しているわけじゃないので、正面から鏡を覗きこんでも初音ミクが見えなくなることはありません。 最初、全然仕組みがわからなくていろいろ考えたのですが、製作者の方に構造を伺うと思いがけない仕組みでびっくりしました。みなさんはわかりますか?

MirrorHatsune

電子工作の王道、7セグLEDを使った作品もありました。UART経由で7セグLEDの表示を変える自作基板7セグの裏につけています。これの製作キットは300円/個で頒布されていました。最近、あまり7セグの表示をみる機会が減ってきたので懐かしい感じを受けますね。

7seg

最後に自作パタパタ時計大人の科学のパタパタ時計はモーターでパタパタ機構の制御をしているのですが、こちらは小型化のためにコイルと磁石でパタパタ機構の制御を行っていました。写真左下に写っている白いのが制御部分の見本です。作品そのものに加え、展示方法もかわいくて見とれてしまいました。

patapata
 

会場があまり広くないので、休憩しながら回っても全作品を見ることができました。参加者も多すぎず、Make:のイベントがまだMTMだった頃を思い出しました。人混みを掻き分けなくて済む展示会は体力的に楽でいいですね。

今月もニコニコ技術部のイベントがあるので、興味のある方は行ってみてください。