4月26-27日に幕張メッセで行われたニコニコ超会議3内で、開催されたニコつく4に行ってきました。
ニコつく4はニコニコ動画の「やってみた」カテゴリの方々が出展する同人展示会かつ即売会です。
今日はその中からおもしろかった作品をご紹介します。
最初は歌うIC eVY1モジュールを使った作品です。
左側のキーボードは歌うキーボードで、左側の鍵盤が発音、右側の鍵盤が音階を表します。少し見えづらいですが、左側の鍵盤には黒鍵には母音、白鍵には子音を示すシールが貼ってあります。外装はこのイベントのために可愛くしたそうです。
右に見えるのはボカロ・シンセパッドという作品。透明なタッチパッドは、変わった物がたくさん展示されていた会場内でも、一際目を引きました。パッド上のY方向が音階、X方向がオクターブを表しています。本体の端についているつまみで発音を選択します。前述したキーボードの様に自由な発音はできず、予め登録してある音のみ発音できるとのことでした。
次はNFCタグを使った作品。
アイロンビーズの裏にNFCを貼り付けて、様々な機能を読み出せるようにしたもの。NFC対応スマードフォンでこの作品に触れると指定した先に電話をかけられたり、アプリを起動できたりします。
最後は人工筋肉です。
釣り糸にテンションをかけながら巻くと人工筋肉になるという論文を元に作られた作品です。写真上部のオレンジの部分が筋肉になります。この釣り糸の熱を与えると縮み、冷やすと延びる性質を使ってネギ振りを実現していました。最初は電気ドリルで糸を巻いていたそうですが、回転が早すぎて上手に巻けないため、現在はタミヤのギアボックスを使って巻いているそうです。
他にもmbedで制御された楽器や馬車、シルバー作品や実物大の武器など会場は様々な技術を使った作品で満たされていて、Maker Faireと同じくらいの熱気がありました。来年は読者の方も足を伸ばしてみてください。