Arduino LLC(http://www.arduino.cc/)から、Arduino IDE 1.6.10がリリースされました。
以下はリリースノートの参考訳です。なお、原文中の謝辞は省略しました。
[ide]
- builderの多くのバグを修正。
https://github.com/arduino/arduino-builder/issues?q=milestone%3A1.3.19+is%3Aclosed - Librariesのlibrar.propertiesファイルで「includes」プロパティが定義できるようになりました。「ライブラリをインクルード」コマンドを実行した際に、このプロパティの値が「#include」のようにスケッチに挿入されるようになります。
https://github.com/arduino/Arduino/wiki/Arduino-IDE-1.5:-Library-specification#libraryproperties-file-format - Examplesはアーキテクチャによって選別されます。
- アップロード失敗時の処理をより洗練させました。
- シリアルデバイスを接続した際にIDEがクラッシュする問題を解決。
[core]
- avr: toolchainを最新版(3.5.3)にアップデート。http://distribute.atmel.no/tools/opensource/Atmel-AVR-GNU-Toolchain/3.5.3/
アップデートされたツール: binutils-2.26、gcc-4.9.2、avr-libc-2.0.0、gdb-7.8 - avr: avrdudeをversion 6.3に更新。
- Leonardoをベースとしたサードパーティー製デバイスのコンパイルエラーが原因の小さなバグを修正。
- sam: snprintf_Pをavr/pgmspace.hに追加。
- avr: スレーブモードにおけるWire.write()の並列呼び出しで起こるTXバッファの上書き問題を修正。
- 文字列のイテレータに関する小さな修正。
- ストリームにgetTimeout()メソッドを追加。
- avr: USB wakeupイベントの処理を修正。これによりいくつかのLinuxディストリビューションで発生するまれな障害が解決されます。
- Print::printFloat()のスピードとサイズを改善。
- avr: USB-CDC serial portsにSerail.availableForWrite()を追加。
- 全てのボードにPIN_*定義を追加。