こんにちは、牧井です。今週もSparkFunブログ記事「Friday Product Post(旧New Product Friday)」の日本語版をお届けします。
Friday Product Postは、米国現地時間の毎週金曜日に公開される、米国SparkFun社の新商品を紹介するブログ記事です。スイッチサイエンスでは、翌週火曜日のお昼12時に日本語に訳して公開しています。
Friday Product Post: Onion Omega
Onion社の製品のすばらしさに歓喜の涙(玉ねぎなだけに)を流すことでしょう!
BY XTOPHER
みなさんこんにちは!新製品紹介の時間がやってました。今回はOnion社のOmega2製品の紹介です。Omega2、Omega 2+メインボード、Omega用Dock 4製品、Omega機能拡張ボード6製品など盛りだくさんです。たくさんの商品をカバーしますのでさっそく見ていきましょう。
選りすぐりの新製品です!
Onion Omega2+ IoT Computer
DEV-14431
$9.00
Onion Omega2 IoT Computer
DEV-14432
$7.50
Omega2およびOmega2+ IoT Computerは、さまざまなスキルレベルの方がいろんな用途に応用できるようデザインされたOnion社のLinuxベースのWi-Fi開発ボードです。Omegaは通電するだけですぐにOSが起動しますので、Webアプリやハードウェア類のインターフェースなどを、最小の時間と努力で開発し始めることができます。Omegaはさまざまなプログラム言語で開発を行うことができます。
Omega2と2+の違いはメモリ、ストレージ、microSDスロットにあります。Omega2には64 MBのメモリと16 MBのストレージが搭載されており、Omega2+には128 MBのメモリと32 MBのストレージが搭載され、さらにmicroSDスロットもあります。
※本製品には電波を発する機能が搭載されていますが、日本で扱うために必要な工事設計認証(いわゆる技適)を取得していない可能性があります。したがって当製品を日本国内で扱う場合にはご注意ください。日本の法律により、技適マークが付いていない無線機器は、電波を外部に発する状態での使用が禁止されています。日本国内では、電波暗室など電波を適法に遮蔽できる場所以外で、技適マークが付いていない無線機器を使用することは違法となる可能性があります。
Breadboard Dock for Onion Omega
DEV-14436
$10.00
Breadboard DockはOnion Omegaをブレッドボード互換にしてくれる製品です。OmegaのすべてのI/Oピンが標準的な0.1インチ(2.54 mm)間隔で展開されていますので、ブレッドボード経由ですべてのピンへアクセスができます。Omegaのピン配置は2 mm間隔ですので、Breadboard Dockをつかえばブレッドボードに直接接続するのとほぼ同じとなり、とても便利です。
Mini Dock for Onion Omega
DEV-14437
$15.00
Mini DockはGPIOピンを必要としないアプリケーションで、Omegaに電源を供給できるというものです。本品は小さな形状で、Wi-Fi範囲延長やワイヤレス印刷、ワイヤレスビデオストリーミングなどワイヤレスでの応用に向いています。Mini DockにはUSB-A端子が付いていますので、USB機器をOmegaにプラグアンドプレイで取り付けることができます。またUSB-シリアル変換チップがオンボード搭載されていますので、お手持ちのコンピュータからOmegaのターミナルに簡単にアクセスすることができます。
Arduino Dock R2 for Onion Omega
DEV-14438
$20.00
Arduino Dock R2は、Omega2をArduinoプラットフォームと組み合わせることができ、あなたのOmegaプロジェクトをスーパーチャージすることができます。本品はATmega328Pマイクロコントローラをコプロセッサとして搭載しており、Omegaと一緒に動作させることができます。OmegaおよびマイクロコントローラそれぞれのGPIOピンへのアクセスも可能です。ArduinoおよびOnion Omegaを一緒に動作させるプロジェクトを作ってみたいと思われる方にとって、Arduino Dock R2は他に無い選択肢です。
Expansion Dock for Onion Omega
DEV-14439
$15.00
Expansion DockはOmegaへの電源供給をmicroUSBケーブル経由で行うことができ、OmegaのGPIOピンをすべて展開してくれる拡張ブレークアウトボードです。本品を用いて、外部回路をコントロールしたり、Omegaの機能拡張ボードを接続したりすることができます。Expansion Dockはボード上にUSB-シリアル変換チップを搭載しており、お手持ちのコンピュータからターミナルアクセスが可能です。Expansion DockはOmegaを簡単で便利にしてくれます。
Ethernet Expansion Board for Onion Omega
DEV-14441
$15.00
Ethernet Expansion BoardはOmegaに最大100 Mbpsの帯域のEthernetポートを付加するものです。Omegaはそれ自体でワイヤレス接続ができるのですが、信頼でき安定した有線のネットワーク接続が必要な場合もあるかもしれません。たとえば本製品を用いてOmegaのファームウェアの書き換えを迅速に行うこともできます。
OLED Expansion Board for Onion Omega
DEV-14442
$15.00
OLED Expansion Boardは、Omegaに接続して使える低消費電力の0.96インチモノクロディスプレイです。解像度は126 x 64です。本製品を用いて、テキストや、画像、アニメーションを表示させることができます。OLED Expansion Boardはステータス情報の表示やWebデータ、小さなロゴの表示などさまざまに利用できます。テキスト表示については、水平方向に21文字、垂直方向に7行表示させることができます。
Proto Expansion Board for Onion Omega
DEV-14443
$5.00
Proto Expansion Board for Onion Omegaを用いて、Omegaを用いたインターフェースのプロトタイプを自作できます。小サイズのボード上にははんだづけできる部分と、Expansion Dockに接続できる30ピンのピンソケット部があります。本品を使えば、Omega用に作った自作プロジェクトのフルコントロールができます。
Relay Expansion Board for Onion Omega
DEV-14444
$15.00
Relay Expansion Boardを用いれば、二つの独立した電子回路をコントロールすることができます。回路はOmegaとは絶縁されていますので、より高い電圧や低い電圧で動作させることができます。自作の回路の制御をしたり、60 Wまでの家電製品をコントロールしたりといったことができます。Relay Expansion Boardは、Omegaをつかって離れた場所のデバイスの制御ができますので、ホームオートメーション機器の製作にうってつけです。
Servo Expansion Board for Onion Omega
DEV-14445
$15.00
Servo Expansion Boardは16個のPWM出力機能をOmegaに付加することができます。本品を用いて一般的なサーボモーターをボード上の3ピン端子に接続することで、プロジェクト開発をすぐに始めることができます。この小型のボードは、ロボットやDCモーターの駆動制御等を行うことができます。またLEDの輝度をコントロールして光のショーを作ることもできます。
GPS Expansion Board for Onion Omega
DEV-14446
$30.00
GPS Expansion Board for Onion Omegaは、Omegaと一緒に使い、GPSおよび中国のBeiDou衛星(北斗衛星測位システム)をつかった位置情報取得が行えるUSBベースの拡張ボードです。本製品には、外部アンテナを接続できるU.FLコネクタがボード上に搭載されています。またオンボードGPSアンテナが付属しています。
今週は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。今週はたくさんの製品を紹介しました。なにか面白いものができたら、@sparkfun宛てにツイートか、またはInstagramやFacebook等でどんなものを作られたかをお知らせください。それでは来週もお楽しみに!
原文:Friday Product Post: Onion Omega
※一部、原文に説明を追加している部分があります。また、文中にスイッチサイエンスのお取り寄せページへのリンクを追加しています。