こんにちは、牧井です。今週もSparkFunブログ記事「Friday Product Post(旧New Product Friday)」の日本語版をお届けします。
Friday Product Postは、米国現地時間の毎週金曜日に公開される、米国SparkFun社の新商品を紹介するブログ記事です。スイッチサイエンスでは、翌週火曜日のお昼12時に日本語に訳して公開しています。
Friday Product Post: Rocko the Walabot
Walabotをつかって壁の向こうを覗いてみたり、APA102-2020 LEDで作品を光らせたり、SmartiPi Touchに取り付けたHATに保護カバーを付けてみましょう!
BY XTOPHER
みなさんこんにちは!新製品紹介の時間がやってきました。今週は本物のワラビーほど可愛くはありませんが、二つのバージョンのWalabot無線製品を紹介します。そのほか10個入りカットテープの小さなLED APA102-2020やSmartiPi Touch用の裏ぶたカバーなども紹介します。これらの製品は現在絶賛販売中です。それでは順に見ていきましょう。
スーパーマンみたいに壁の向こうを透視してみましょう!
Walabot Developer
SEN-14535
$599.95
Walabot Developerはケースに収まったプログラマブルな3Dセンサで、無線技術を駆使して障害物の向こうにあるものを検出することができます。本製品はまさに常識を打ち破る非常に精巧なセンサ技術が使われています。Walabot Developerバージョンは計18個のアンテナを内蔵しており、本体前面領域への電波の照射や反射波の受信を行います。信号の生成や記録は本体内部のVYYR2401 A3 System-on-Chip ICによって行われます。本品はスマートフォンやパソコンなどのホストデバイスとの通信にCypressコントローラを使っており、USBインターフェースを介して通信ができます。
※本製品には電波を発する機能が搭載されていますが、日本で扱うために必要な工事設計認証(いわゆる技適)を取得していない可能性があります。したがって当製品を日本国内で扱う場合にはご注意ください。日本の法律により、技適マークが付いていない無線機器は、電波を外部に発する状態での使用が禁止されています。日本国内では、電波暗室など電波を適法に遮蔽できる場所以外で、技適マークが付いていない無線機器を使用することは違法となる可能性があります。
Getting Started with Walabot
FEBRUARY 15, 2018
Walabotと高周波の力で、壁の向こうを見通したり、物体を追跡したり、呼吸のパターンをモニタリングしたりしましょう!このチュートリアルでは、Windows用のSDKや、組み込み向けのLinuxベースAPIなどを使ったWalabotの機能を紹介していきます。
Walabot Starter
SEN-14534
$149.95
上記のWalabot Developerよりも安価な製品をお求めでしたら、Walabot Starterバージョンがオススメです。同様の機能を持つ製品ですが、上記のDeveloperバージョンと比較し、内蔵するアンテナの個数が3個のみとなります。本品は壁の向こうのモノを検出することはさすがにできませんが、短い距離であれば目標物や呼吸パターンなどを検出することができます。
※本製品には電波を発する機能が搭載されていますが、日本で扱うために必要な工事設計認証(いわゆる技適)を取得していない可能性があります。したがって当製品を日本国内で扱う場合にはご注意ください。日本の法律により、技適マークが付いていない無線機器は、電波を外部に発する状態での使用が禁止されています。日本国内では、電波暗室など電波を適法に遮蔽できる場所以外で、技適マークが付いていない無線機器を使用することは違法となる可能性があります。
SMD LED - RGB APA102-2020 (Pack of 10)
COM-14608
$4.95
SMD LED - RGB APA102-2020はとても小さい2 x 2 mm(2020-サイズ)のSMD LED製品です。APA102-2020にはコントロール回路が組み込まれており、とても明るくカラフルです。目を凝らしてよく見てみると小さな金色のチップが組み込まれていて、金色のワイヤでLEDに接続されていることが見てとれると思います。APA102C LEDの極小バージョンである本品は、Lumenati製品ラインナップにも使われており、小さな専有面積でなにかの色に光らせたい場合にとても有用な製品です。
SmartiPi Touch Back Cover (Large)
COM-14572
$9.95
SmartiPi Touch Back Cover (Large)は、SmartiPi Touchを付けたRaspberry Piに取り付けるHATボードの保護に使える裏ぶたカバーです。本品に付属のネジ(4個付属)でSmartiPi Touch背面のVESAマウント部分に簡単に取り付けられ、HATボードやその他の電子部品を保護してくれます。本品はABSプラスチック製で、用途に応じてハサミで切ったり、ドリルで穴を開けたりして簡単に形状を変えることができます。本製品はRaspberry Pi B+、2、3のEthernetポートやUSBポート部分の保護にも役立ちます。
今週は以上です。今週紹介した製品でなにか面白いものができたら、@sparkfun宛てにツイートか、またはInstagramやFacebook等でどんなものを作られたかをお知らせください。
記事をご覧いただきありがとうございました。来週もお楽しみに!
原文:Friday Product Post: Rocko the Walabot
※一部、原文に説明を追加している部分があります。また、文中にスイッチサイエンスのお取り寄せページへのリンクを追加しています。