こんにちは、岸田です。そろそろ4月も終わりですが、皆さんは今月頭にあった世間的なイベントを覚えていますか?
そうです、エイプリルフールです。
そうです、スイッチサイエンスは今年も実際に試してみました。
Gboard 物理手書きバージョン
Google 日本語入力チームが2018年4月1日に発表した新しい入力デバイスです。キーボードの上を手書きのようになぞることでスマートフォンやタブレットにも文字入力ができます。
作ってみた
設計図はGithubで公開されているので、誰でも試せます。しかも、WEBブラウザ上で動作するデモも用意されています。今年のはそんなにメカメカしいものではないので、スイッチサイエンスではBluetooth接続用の基板だけを作成しました。
Raspberry Pi Zeroの上に接続して、あとは公式ページのセットアップ手順に従ってインストール等をするだけです。Pi Zero WやPi 3を使うときはシリアル通信をちゃんと$ sudo raspi-config
から設定しましょう。上の画像は、デスクトップPCにBluetoothで接続してキーボードをなぞった様子です。
Raspberry Pi Zero Wは非力なので、インストール画面を眺めているとお昼ご飯が食べ終わったり、入力をニューラルネットにかけて結果が出るまで2秒くらいかかったりしますが、気長に待ちましょう。ちなみにPi 3だと5倍位速いです。Pi 3で「SSCI」と入力とした時の様子は下の動画でどうぞ。
あいにく筆者は機械学習の類の知識には乏しいのですが、認識精度やネットーワークの効率化の工夫など、勢いのある昨今の深層学習の研究成果を垣間見た気がします。
「スイッチサイエンス、自作キーボード始めるってよ」という記事も人気ですが、一風変わったキーボードを自作したい人もいるかもしれません。せっかくなのでちょっとだけおすそ分けもします。近日発売予定なので、楽しみにしておいてください。