M5StickV (K210 RISC-V CPU搭載,AIカメラ)がもうすぐ販売開始!

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M5StickVがもうすぐ出ます!

今日もM5Stackオフィスに訪れ、 Jimmyたちに新製品について聞いてきました。Sipeedと協力して開発中の、RISC-V CPU搭載AIカメラ、M5StickVがもうすぐ出ます!

製品名のVは、画像認識のVisionとRISC-Vをかけた名前です。読み方はエムファイブスティックブイ。
このサイズでも、しっかりと顔認識されています。現状の開発環境はMaixPy

K210用のMicroPython環境であるMaixPyでプログラムできる、オールインワンのAIカメラです。 Type-CとGrove互換のソケットつき。 他はArduino IDEとOpenMVには対応していますが、UI Flowでは(少なくとも発売してすぐは)動かないので、これまでのESP32ベースのM5Stackシリーズとはいろいろ別の背品になります。

スピーカーとマイクも備えています。MaixPyは、今作例やチュートリアルをまとめたMaxhub.comというサイトを急速に整備中です。こちらでAIのモデルなどもシェアできるようにしていくつもり。

フットプリントはM5cameraやM5Stickとほぼ同じ(測ってないけど、まったく同じかも)ですが、厚みはだいぶあります。
手元のサンプルを実測したら 厚さ22mm、幅23.5mm、長さ48mmぐらい

M5StickVはいま深圳の工場でまさに最初の量産が走っていて、「何の問題もなければ来週末の7/5ぐらいに世界で同時に販売できれば良いな」とJimmyは語っていました。
6/25時点でまだ本社全体で5個しか量産サンプルがないという状態で、最初の量産が無事に終わるかはわかりませんが、発売が近づいていることは間違いありません。

また、Jimmyからは他にもさまざまな製品を紹介してもらいました。
「最初に紹介するものが一番開発が進んでいて、後で紹介するものほどホントに売るかわからないものになるけど..」と言いながら見せてくれたのは以下の製品群。

PPTでなくプロトタイプでロードマップができているのはさすが深圳のスタートアップ。
予定の日付がまったく書かれていないのも深圳スタートアップ感あって最高。
Maker Faire Tokyoに間に合うかもぐらいの速度で開発中なのがこのさまざまなM5StickC用のHAT類。
つづいて、このHAT類と4WDカーも開発中。この温度カメラはJimmyお気に入りの製品で、発売が早まるかも。
Demo Boardはタイから大量発注があり、開発を進めています。
RFIDが載っているのは、新しいタイプのM5Stack Faces。
だいぶ先になると思うけど、RoverとSLamキット、さらには防水のM5Stackケースなども開発は進んでいます。

M5Stackでは、
- 毎月最後の金曜日に、新製品の開発お知らせ動画をYoutubeにアップ
- 毎週金曜に新製品情報をメルマガで配信
等の準備を進めています。今後とも新製品情報を届けていきます。

また、「日本の開発者のアイデアは面白いから、社内にシェアする方法がないかなあ」などの相談を受け、スイッチサイエンスからMaker Faire Tokyo以外のメイカーイベント(金沢,京都などのNTや、筑波ほかのMini Maker Faireなど)についてまとめて送ることにしました。都合が合えば、Maker Faire Tokyo以外のイベントでもM5Stackのメンバーに会える機会が増えるかもしれません。
ユーザー皆さんからの情報はいつも見ています。

M5Stack社内のホワイトボードに貼ってある、日本のTwitterへの書き込み。
メイカーフェア東京で会いましょう!