こんにちは、牧井です。今週もSparkFunブログ記事「Friday Product Post(旧New Product Friday)」の日本語版をお届けします。
Friday Product Postは、米国現地時間の毎週金曜日に公開される、米国SparkFun社の新商品を紹介するブログ記事です。スイッチサイエンスでは、翌週火曜日のお昼12時に日本語に訳して公開しています。
Friday Product Post: Plus Ultra!
SparkFun ESP32 Thing PlusやQwiic Transparent OLED、SparkFun Edgeなどの新製品の紹介です。
BY XTOPHER
みなさんこんにちは!新製品紹介の時間がやってきました。今週はたくさんの新製品を紹介します。先週水曜日に発表したばかりのSparkFun Edge Development Boardをはじめとして、さまざまなIoT作品のアイデアを喚起するSparkFun ESP32 WROOM Thing Plusを、最後にSparkFun Transparent Graphical OLED Breakout(Qwiic対応)の順に紹介します。それではさっそく見ていきましょう。
SparkFun Edgeの登場です!
SparkFun Edge Development Board - Apollo3 Blue
DEV-15170
$14.95
SparkFun Edge Development Boardは、GoogleおよびAmbiqとコラボレーションによる最新のエッジテクノロジーをベースとした、音声認識やジェスチャ認識について学べる開発ボードです。Ambiq Microの最新のApollo3 Blueマイクロコントローラは高性能Arm Cortex-M4F 48 MHz(96 MHzバーストモード)プロセッサを搭載しており、6 uA/MHzでTensorFlow Liteを実行できます。Apollo3 Blueは六つのI2C/SPIマスター、二つのUART、I2C/SPIスレーブ、15チャンネル 14 bit ADC、BLE5対応専用Bluetoothプロセッサを搭載するなど、最新の技術を余すところなく取り込んでいます。またApollo3 Blueは1 MBフラッシュ、384 KB SRAMメモリを内蔵しており、ほとんどのアプリケーションに十分な容量が確保されています。 SparkFun Edgeは現在予約受付中で、3月末に出荷開始予定です。(※編注:SparkFun予約中はスイッチサイエンスではお取り寄せをお請けできません)
※上記製品には電波を発する機能が搭載されていますが、日本で扱うために必要な工事設計認証(いわゆる技適)を取得していない可能性があります。したがって当製品を日本国内で扱う場合にはご注意ください。日本の法律により、技適マークが付いていない無線機器は、電波を外部に発する状態での使用が禁止されています。日本国内では、電波暗室など電波を適法に遮蔽できる場所以外で、技適マークが付いていない無線機器を使用することは違法となる可能性があります。
Internet of Thingsファミリーに加わった新しい製品
SparkFun Thing Plus - ESP32 WROOM
WRL-14689
$20.95
SparkFun ESP32 Thing Plusは、オリジナルのESP32のすべての魅力を楽しめて、さらにEspressif IoTの作品コンセプトの考案を始めるための次のステップとなる製品です。EspressifのESP32 WROOMは、幅広い用途をターゲットとするパワフルなWi-FiおよびBluetooth MCUモジュールです。モジュールの核となるのはスケーラブルなESP32-W0WDQ6チップです。いくつかのピン配置を変更し、(※編注:Adafruit社の)Feather対応となってさらに使いやすくなっており、かつSparkFunのQwiicシステムに対応していますので、接続にはんだづけやシールド等は不要です。
ゲームオーバー!
SparkFun Transparent Graphical OLED Breakout (Qwiic)
LCD-15173
$39.95
未来から来たような製品の登場です。SparkFun Qwiic Transparent Graphical OLED BreakoutをつかってSPIやI2C接続で、好きなカスタムイメージを透過スクリーン上に表示させることができます。周囲が暗いところでは明るく、また昼の光の下でもしっかりと見えます。OLEDディスプレイの表示領域は128 x 64ピクセルで、このうち128 x 56が完全に透明です。便利なQwiicシステムに対応していますので、他のシステムに組み込むのに基本的にはんだづけの必要はありませんが、ブレッドボードと一緒に使いたい方向けに0.1インチ(※編注:2.54 mm)間隔でピンをブレークアウトされています。
今週は以上です。今週紹介した製品をつかってなにか面白いものができたら、@sparkfun宛てにツイートか、またはInstagramやFacebook等でどんなものを作られたかをお知らせください。
来週もすばらしい新製品を紹介しますのでお楽しみに!
原文:Friday Product Post: Plus Ultra!
※一部、原文に説明を追加している部分があります。また、文中にスイッチサイエンスのお取り寄せページへのリンクを追加しています。