マイクロソフトがMicro:Bitなどのマイコンを対象に開発しているオープンソースのプログラミング環境MakeCodeには、様々な機能の中に、フルカラーディスプレイでレトロゲームなどがつくれる、MakeCode Arcadeという機能があります。
MakeCode Arcadeの正式対応端末MeowBitは、かつてMakeblockにいた3人のメイカーが2016年に起業したKittenbot社の製品です。Adafruits等でも販売していてヒット中。
「日本でも販売して欲しい」と連絡があり、打ち合わせに行ってきました。
深圳市宝安区のオフィス。今はここに8人、香港などにもリモートでスタッフがいるとのこと。
彼らがMakeblock在籍時から、KittenBotを創業した後も、メイカーフェアやイベントのたびにいろんなところで会ってましたが、KittenBot社に来るのは初めて。このオフィスも去年引っ越してきたそうです。
外箱もとてもかわいい 。
オプションのRobotBitをつけると、Micro:BitやMeowBitからロボットを制御できます。MeowBitは追加のCodeをMakeCodeに組み込んで動かすことができます。また、Scratch,Mblock(Makeblock社のビジュアルプログラミング環境),Arduino IDEに対応しているほか、自社の開発環境KittenBlockでプログラミングすることもできます。KittenBlockでは
TensorFlowと連携した、たとえば「機械学習により、 カメラで車のナンバーを読み取ってON/Offする」といった処理をブロック形プログラミング環境の中で書いていくことができます。
また、Kittenbot社はほかにも様々な製品を開発しています。
今開発中のコントローラ。Makey Maekyのようにミノムシクリップで野菜・果物などをコントローラに変えたり、MakeCode Arcadeやパソコンのコントローラとして使うことができる。
とはいえ、日本でのユーザはMakeCode Arcade中心に使っていくと思われます。まずMeowBitから輸入していくことになるはずです。