先日の記事でもご紹介した通り、Ogaki Mini Maker Faire 2014に出展してきました。
最初はスイッチサイエンスがスポンサーをしているMaker Lab Nagoyaさんの作品。
Maker Lab Nagoyaとは名古屋市中区にある「誰でも気軽にモノづくりができる市民の図工室」です。有料になりますが、レーザー加工機やボール盤を使うことができます。興味のある方は、サイトで開いている時間を確認のうえ、遊びにいってみてください。
肝心の作品はこちらの自動編み機です。
編み機はハンドルを左右に動かす事で、模様が入った布を編む機械です。左下に見えるMaker Lab Nagoyaと書かれている布が、この編み機を使って作られた作品です。
通常、このような模様の入った布を編む時は、事前に模様を機械に登録します。この登録は一目ずつ手動で行うので、とても手間がかかります。
この編み機はその工程がPCで行えるようにHackされています。自作ソフトを使ってパソコン上で模様の全体像を作り、そのデータを編み機に送ると、ハンドルを動かすだけで好きな模様が編む事ができます。お手軽ですね。
次はバットマンの作中に登場する、バットポットというバイクを模した自転車。
この作品は静岡県浜松市にあるTakeSpaceというFabLabのメンバーが出展していました。
作者の方が「足を乗っけている部分がペダルになっており、漕ぐことは可能だけど実用的ではない」と説明されていました。前述した編み機のように実用的な作品もあれば、バットボットのようにロマンを追い求めた作品もあるのがMaker Faireのおもしろいところですね。
一風変わったアーケードゲームのような外観をしているのはパシフィッククエストという作品。
こちらは加速度センサ付きの短剣を振って、敵を倒す対戦ゲームです。剣を振る強さで敵に与えられるダメージが変動し、ターン制で先に敵のHPを0にした方が勝ちというルールです。短剣を振る強さに比例してダメージが大きくなるのではなく、短剣を振る強さごとに与えられるダメージが設定されています。7割くらいの強さで短剣を振るとダメージが最大になるので、そこを狙って短剣を振ることになりますが、これが結構難しく苦戦しました。
先に紹介した2点とは違い、友人同士で作ったグループで出展していました。
最後は、Haconiwaという電子玩具キットを紹介します。関西大学の松下研究室の作品です。
こちらは、フェルトで作られた小さなオブジェクトをスナップボタンで繋げるだけで、電子回路を作れるキットです。木のボタンはスイッチ、橋は電池、熊はLEDといったように、オブジェクトの形と電子部品が対応しています。現在は小学校低学年を対象にしていますが、これからは小学校高学年まで対象を広げて行きたいとの事でした。
Ogaki Mini Maker Faire2014の報告はこれで終了ですが、3ヶ月後にはMaker Faire Tokyoが控えていますね。今年の開催地は東京ビッグサイトです。スイッチサイエンスも出展しますので、是非現地でお会いしましょう。