先日、このマガジンでもお知らせしたとおり、GUGENの展示会に行って来ました。展示作品で気になったものをご紹介しますね。
ポスト君
このポストは右側に赤外線と無線モジュールがついていて、ポストに郵便物が投函されると、携帯のPUSH通知やメールで教えてくれます。帰宅時や、休日に自室でリラックスしている時にポストを覗かなくてよくなります。無線モジュールを使っている作品は多かったのですが、iBeaconによるPUSH通知とWi-Fiを使ったメール送信を組み合わせているところに技術力の高さを感じました。
NaoAlarm
寝坊を防止するためのアラーム時計です。1度目覚ましを止めても、動いている様子がなければ再度音を鳴らし、時刻を音声で報せてくれます。コンセントから電力を供給しているのですが、予備電源を持っているので、電源ケーブルを抜いても動作し続ける仕様です。GUGEN応募時の動画がかっこいいので、合わせてご覧ください。
急速製氷補助装置
製氷皿にファンを付けて冷凍庫内の空気を流しこみ、更にカップの共振周波数の音を流し、水分子を振動させることで、熱伝導率を上げて、氷を作る時間を短縮する装置です。普通に氷を作ると80分かかるところ、この装置を使うと35分まで短縮することができるそうです。展示作品ではアルミカップを使って氷を作っていましたが、入れ物の共振周波数の音を流せばいいので、どんな入れ物でも氷を作れるとのことでした。
Gomiko
Gomikoはゴミを減らすためにゴミの重さや容積を測定して、タブレットやパソコンに表示するゴミ箱です。「体重を減らすためには、体重を測定しなければいけない」というダイエットなら当たり前のことを、ゴミに置き換えて実現しています。Arduino Unoで重さと容積を測定して、prosessingでパソコンにそのデータを表示をしています。今回の展示はゴミ箱とパソコンを有線で接続していましたが、将来は無線で接続することを検討しているそうです。
授賞式
GUGENは大賞や優秀賞だけでなく、各スポンサー企業が選ぶスポンサー賞が用意されています。スイッチサイエンスはアイディアが素晴らしく進化した姿を見てみたいという思いから、上で紹介をしたGomikoを選びました。Gomikoの製作者のウチヤマナツコさんには副賞として、Arduinoとしても、mbedとしても使えるBLE nanoキットを差し上げました。これからもGomikoの進化にむけて頑張っていただきたいと思います。