深圳観察会に参加してきました。-3-

今回はプリント基板を作るPCB工場を紹介します。

深圳観察会の記事を初めて読む方は是非第1回からお読み下さい。
深圳観察会に参加してきました。-1-(Seeed見学編)
深圳観察会に参加してきました。-2-(CNC工場編)

SZ_pcb_yellow


まず、少数ロット生産に特化したPCB工場を見学しました。小ロット生産では、機械に作業させるよりも、人間が臨機応変に対応して作業する方がコストが安いため、機械は最小限しかありません。「機械化」ならぬ「人力化」ですね。

プリント基板を作るときはまず、紫外線で配線パターンを感光基板に焼き付けます。
SZ_pcb_light

その後、薬品や水を使って表面についている感光塗料や銅箔を溶かしたり、洗い流したりすると、配線パターンが目視できるようになります。そのための水槽がたくさん配置してありました。
SZ_pcb_pool

出来上がった基板は回路パターンを保護するために、レジストと呼ばれる専用の塗料を塗ります。昔は緑の基板ばかりでしたが、最近は冒頭の写真のような黄色いもの青いものなど、色の種類が増えてきましたね。

最後に手作業で部品番号をシルク印刷して完成です。写真に写っているのは印刷用の白インクで、持っている板を手前にひっぱると、基板に部品番号が印刷されます。
SZ_pcb_silk

この工場の後に、大量生産をメインにしているPCB工場に行き、不良品を出荷しないための検査工程の見学をしました。
まず専用の治具を使った導通試験をします。
SZ_pcb_test1

導通試験に通らなかった基板は再試験を行い、問題があることが確実になると破棄されます。
SZ_pcb_test1_1
レシートは最初の試験に通らなかった箇所が記載されており、破棄する基板はXマークが付けれられます。

良品の基板はカットし、パッキングをしてから出荷されます。
SZ_pcb_packing

次回は射出成形工場のご紹介です!

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