小室です。こんにちは!Arduino IDE 1.6.0がリリースされました。Arduino Blogで公開された情報を簡単に訳してみました。参考になれば幸いです。原文はArduino Blogの「ARDUINO IDE 1.6 IS RELEASED! DOWNLOAD NOW!」をご覧ください。
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約2年間の開発期間を経て、最新のArduinoのIDEをリリースしました!「Arduino IDE 1.6.0」です。最新のArduino IDEは、Arduino公式サイトのダウンロードページからダウンロードできます。Arduino IDE 1.6.0には世界中のArduinoユーザやArduinoコミュニティの意見が反映されています。
Arduino IDE 1.5の開発を始めた時から、世界中のユーザ、コミュニティーから様々なフィードバックや提案が寄せられ、多くの方に様々な貢献をしていただきました。ありがとうございました!
変更、改善点は以下のとおりです。
- 複数のプラットフォームをサポートしました。
- シリアルポートに接続したボードを「ポートリスト」から一覧できるようになりました。
- WindowsとMac OSXのドライバが署名入りになりました。
- ビルド時間が短縮されました。
- コンパイル/アップロードの際に自動で保存されるようになりました。
- シリアルモニタを多数改善しました。(modern JSSC serial libraryを使って高速化しました)
- 複数タブに渡る検索、置換ができるようになりました。
- たくさんのArduino APIライブラリが改良されました。(String, Serial, Printなど)
- 開発ツールが更新されました。(avr-gcc, arm-gcc, avrdude, bossac)
- コマンドラインインターフェースがつきました。
- スケッチのサイズと使用するSRAMの容量のレポートをIDEが出力するようになりました。
- IDEのエディタに行番号がつきました。
- たくさんメニュー項目がある場合、スクロールできるようになりました。
- Arduino Yúnでネットワークからアップロードできるようになりました。
- ハードウェアシリアルが改善されました。
- USBが安定してパフォーマンスも改善されました。
- SPIライブラリで「トランザクション」をサポートしたため、複数SPIデバイスをつないでも安定するようになりました。
- サードパーティー製のコンフィギュレーションファイル(platform.txt and boards.txt)のサポートが改善されました。
- マイコンボードの選択メニューにサブメニューが作れるようになりました。
- Arduino Leonardo, Micro, Yúnでのアップロード時の問題を修正しました。
- Arduino IDE付属のライブラリが改善、バグ修正されました。(Bridge, TFT, Ethernet, Robot_Control, SoftwareSerial, GSM)
- ユーザーインターフェイス関連のたくさんの細かいバグを修正しました。
もちろん、まだまだ改善の余地はあります。何か問題点を見つけたら、ぜひGithubかArduinoフォーラムで報告してください。あなたのご意見をお待ちしております。技術の専門家である必要はありません。すべてのご意見に価値があります。
すでにArduino IDE 1.6.1のリリースに向けて開発を行っています。1.6.1にも素敵な機能が満載の予定です!こちらもお楽しみに!
最新のArduino IDEは、新しくデザインされたArduino公式サイトのダウンロードページからダウンロードできます。