温度気圧計を作ってみよう (2) アドレス割り当て

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前回:温度気圧計を作ってみよう(1)はんだ付け

前回ではんだ付けが終わりました。
今回はLEDスティックにちょっとした設定をします。

はんだ付けも終わったので配線に進みたいところですがちょっと寄り道します。今回使うLEDスティックにはWS2822SというLEDが搭載されているのですが、このWS2822SというLEDは使う前にアドレスを割り当てる必要があります。LEDスティックは販売時に0から9までのアドレスが割り当て済みなので1本なら問題ないのですが、2本使うためには片方のLEDスティックのアドレスを変更しないといけないのです。

アドレスの書き込みもArduino Unoでできます。Arduinoのプログラムを作るためのパソコン用ソフト、Arduino IDEはインストールしているでしょうか。まだならまずArduino IDEをインストールしましょう。http://www.arduino.cc/en/main/Softwarehttp://arduino.org/downloadsからダウンロードできます。

そしたらWS2822Sのライブラリをインストールしましょう。
WS2822SシリアルLEDの使い方のライブラリの項を参考にしてください。

ライブラリがインストールできたら、アドレスを書き込みます。以下のプログラムをArduinoに書き込んでください。

//*****************************************************************
// WS2822S
//
// アドレス設定 setAddress(LEDの先頭番号、LEDの末尾番号)
//******************************************************************

#include "Ws2822s.h"
#define PIXEL_NUM 10 //使用するWS2822Sの数
#define LED_PIN 19 //WS2822SのDAIピンにつなげるArduinoのピン番号
#define ADR_PIN 14 //WS2822SのADRIピンにつなげるArduinoのピン番号

Ws2822s LED(LED_PIN, ADR_PIN, PIXEL_NUM);

void setup()
{
  LED.setAddress(10, 19); // 先頭から10,11,12... 18,19とアドレスを書き込み
}

void loop()
{
}

次にArduino UnoからUSBケーブルをいったん外して、LEDスティックのADRIにピンヘッダをはんだ付けした方をブレッドボードにさしてジャンパワイヤでArduinoと接続します。
gw_led2

  • 5Vと5V
  • GNDとGND
  • A0とADRI

写真ではA5とDAIも接続していますが、接続しなくてもアドレスを書き込めます。

接続できたらArduino UnoとパソコンをUSBケーブルでつなぐのですが、この時USBハブを使わずにパソコンと直接接続してください。アドレスの書き込みが完了すると10個のLED全部が白く光るので、とても電気を消費するのです。
すべてのLEDが白く光ったらアドレス設定完了です。そのままにしておくとLEDが温かくなってくるので、すぐにUSBケーブルを抜きましょう。

次回、配線に進みます。ではまた!

次回:温度気圧計を作ってみよう(3)配線