micro Bコネクタの破壊実験をやってみた

投稿者:

こんにちは!小室です。

スイッチサイエンスでは、自社製品でUSBコネクタをつける場合、micro Bコネクタを使っています。しかし、お客様の中にはmicro Bだと強度が心配とおっしゃる方もいらっしゃいました。そこで、スイッチサイエンス製品のmicro Bコネクタがどれくらい強いのかを調べるため、当社のmicroB、他社のmicroBの2つのコネクタ部分に壊れる限界までおもりをつり下げ、つり下げられるおもりの数を比較してみました。

比べてみたのは次の2つです。

1.当社micro Bコネクタ代表(ATmega32U4搭載マイコンボード)

2.他社micro Bコネクタ代表(Pro Micro 5V/16MHz)

 

机の端に、それぞれの基板を固定します。固定する場所は、コネクタから約1cm離れた部分。

引っ掛けるおもりは水の入ったペットボトル(550ml)。ペットボトルの重さも含めて1つ570gです。

結果1:当社micro Bコネクタ
2本目のおもりを吊るし、3本目を吊るそうと準備している間に破損。結果的に1140gにぎりぎり耐えられるか耐えられないか。

結果2:他社micro Bコネクタ
1本目を吊るそうとした瞬間に破損。予想外の展開で写真を撮ることができませんでした。結果、570gには耐えられない。

また、下の写真(注1)のようにコネクタが破損するのではなく、基板のパターンがはがれてしまってコネクタが取れてしまっている、つまり、コネクタが弱いのではなくて、基板の方に問題があるようです。ではなぜ当社と他社製品でつり下げられる重りの限界が違うかと言いますと、下の写真のとおり、当社で使っているmicro Bはたくさんのパッドでがっちり固定しているため、他社のものよりはがれにくくなっているようです。

左:当社microB 右:他社microB

これらの結果からも分かるように、micro Bのコネクタ自体はそんなに弱くありません。特に当社で使用しているものははがれにくくなっておりますので、安心してお使いください。

注1
茶色く焦げた、はんだ不良と思われる基板を掲載してしまっていたため、写真を変更しました。

 


1件のコメント

ただいまコメントは受け付けていません。