Maker Faire Tokyo 2013(以下MFT2013)でデモ展示した商品と、その解説です。時間がなくて見逃した方、見たんだけど忘れてしまった方などの参考になれば。
eVY1シールド
おとなりヤマハさんのブースとの連動展示となりました、NSX-1(YMW820)を搭載したArduinoシールド、eVY1シールドの展示を行いました。
ヤマハさんは音楽の本職なので、楽器としてのNSX-1のデモンストレーションになるだろうと考え、スイッチサイエンスとしてはArduinoを使ったインタラクティブ性を推した方がよいだろうということで、後述のパラメトリックスピーカーキット(参考出品)との連動デモとしました。
Arduino UnoにeVY1シールド(ピンヘッダ有り)を搭載し、秋月電子通商の焦電型赤外線センサモジュールを使って人が通過するのを検知しています。
eVY1シールド用アクリルエンクロージャー(現在開発中)
工房Emerge+さんにお願いして急遽作ってもらった、eVY1シールド用のアクリルエンクロージャーです。今回展示したのはeVY1シールド単体が入るものでしたが、ArduinoにeVY1シールドを搭載した状態でぴったりなエンクロージャーも発売予定です。年内には発売したいですね。
パラメトリックスピーカーキット(現在開発中)
超音波発振素子をたくさん使って、指向性、直進性の非常に高いスピーカーを作れるキットを開発中です。スピーカーの真正面でないとほとんど聞こえないので、鳴っているかどうか気付かなかった方もいらっしゃったようです。
今回は超音波発振素子を99個使ったものを展示しましたが、半分に減らして販売価格を下げて年内の発売を目指しています。
Galileo関連商品
Intelから発売される(12月中旬だそうです)Galileoの関連製品をいくつか展示しました。なお、Galileo本体も当社で販売予定です。
バニラシールド for Galileo(現在開発中)
Galileo用のバニラシールドです。面積が大きいです。今回展示したのは緑色の基板でしたが、Arduino用のバニラシールドと同じようにカラーバリエーションを作るかもしれません。
RTCバッテリホルダ for Galileo(現在開発中)
GalileoにはRTC(リアルタイムクロック:時計IC)が搭載されているのですが、バックアップ電池がないのでそのままだと毎回起動時に時計を合わせないといけません。そのためにコイン電池(CR2032)を搭載した基板を発売します。
USB-コンソールアダプタ for Galileo(現在開発中)
Galileoは、D0/D1のシリアル端子とは別にステレオミニジャックを使ったシリアル入出力が用意されています。これをUSB-シリアル変換IC経由でmicroUSBで接続できるアダプタです。
Galileo用アクリルエンクロージャー(現在開発中)
eVY1シールド用アクリルエンクロージャーと同じく、工房Emerge+さんに作ってもらったエンクロージャーです。
RAPIRO(現在開発中)
KickStarterやMakuakeでおなじみ、RAPIROを動かせる状態で展示しました。PlayStation3のコントローラーで操縦できるようにもしていたので、楽しんでいただけた方も多かったのではないでしょうか。
XBee関連商品
スイッチサイエンスで人気のあるXBeeの関連商品をいろいろ作ったので、展示しました。
Half XBee Breakout
XBeeのピンピッチは2mmなので変換基板があると試作時に便利なのですが、2列あるピンを1枚の基板で変換しなくてもいいのでは、という疑問から生まれた基板です。XBee両方を2.54mmピッチに変換するには2つ購入する必要がありますが、XBeeで接続必須の端子(電源やシリアル送受信)は片側にまとまっているので、1つあればXBeeを使う事ができます。どうしても面積が足りない試作のためにどうぞ。販売中です。
XBee Vanilla(現在開発中)
XBeeピッチ変換基板とソケットのセットの内側をユニバーサルエリアにした変換基板です。どうしても小さくまとめたい方におすすめ。
XBee Power Vanilla(現在開発中)
XBeeには、単品で入力端子の状態を取り込んで送信する機能があります。これを最大限に利用するためにコイン電池(CR2032)と電気二重層コンデンサを利用した電池駆動回路を一体にした基板を作りました。XBeeの間欠スリープ機能と併用することにより、安価で入手が容易なコイン電池を電源として使えます。
XBee USB アダプター(リセットスイッチ付き)
すでに販売中のXBee USB アダプター(リセットスイッチ付き)です。XBeeモジュールをX-CTUで設定中にリセットする必要がある時に便利なアダプターです。
Bare Conductive社製ペーパークラフトキット
取り扱いを始めたばかりのBare Conductive社製ペーパークラフトキットの中から、Glowing House Set - Voltage Villageの作例を展示しました。導電インクが入ったペンで配線するキットなので、はんだづけなしで電子工作が楽しめます。会場でのみ販売でしたが、近日中にWebサイトでも販売を開始する予定です。もうしばらくお待ちください。
販売開始しました!