以前「科学の甲子園全国大会をお手伝いした」ことはスイッチサイエンスマガジンにも書きましたが、また2013年11月17日に「科学の甲子園東京大会」のお手伝いをしてきました!
科学の甲子園全国大会は筆記競技と実技競技で戦う大会でしたが、スイッチサイエンスがお手伝いしたのはその中のクリップモーターカーレース。
この競技は与えられた部品を使って模型自動車を作って走らせ、そのタイムを競うというものです。
その競技の走行時間計測の仕組みを担当しました。
まず前回との変更点(パワーアップ?)した計測器の紹介です。
- 前回は「予選用2レーン版」と「決勝用8レーン版」でしたが、今回は「4レーン版」として改良しました。
- 前回はモニタにタイムのみを表示しましたが、今回は実際にコースを走っている車にタイムを合成して表示しました。
- 前回は作っていただいたゴールゲートにセンサを取り付けましたが、今回はゴールゲートが無くなってしまったそうなので当社にある3Dプリンタでセンサ取り付け部分を造作しました。
- 前回は砲弾型の大きなLEDでしたが、車との接触を軽減させるため今回は表面実装のLEDに変更しました。
- 前回はピンヘッダとピンソケットでのケーブル接続でしたが、ぬけやすい問題があったので今回はちゃんとしたコネクタを採用しました。
- 前回はセンサの向き調整が大変だったので、今回はセンサの状態を画面に表示しました。
仕組みはとっても簡単で「光が遮断されたらゴール」としているだけです。
#会場の照明やカメラのフラッシュ、他のセンサの光などで誤動作しないような工夫をしています
会場で「この計測器すごいですね!」から始まり「映像とタイムが合成されているのがカッコイイ!」「Arduinoでこんなの作れちゃうんですね」など計測器自体にも興味を向けてくれた学生君たち。
もしかして計測器のキットとか作ったら、皆さん練習の時に使ってくれたりするのかな?
#工夫すれば2点間の区間タイムとかも計れちゃいますね