深圳観察会4回目は射出成形工場の紹介です。
深圳観察会の記事を初めて読む方は是非第1回からお読み下さい。
深圳観察会に参加してきました。-1-(Seeed見学編)
深圳観察会に参加してきました。-2-(CNC工場編)
深圳観察会に参加してきました。-3-(PCB工場編)
射出成形とはプラスチックなどを加工する方法の1つです。
射出成形工場では、つぎの工程でプラスチック製品をつくります。
1.金属を削りだして金型を作る
2.溶かしたプラスチックを金型に流し込む
3.プラスチックが冷えて固まると製品が完成
まず金型を作る様子をみていきます。
工場には削りだし使う機材がいくつもありました。比較物がないのでわかり辛いですが、高さ2m超えの大きな機材です。
こちらは削りだし直後の金型。赤いインクを付けた金型に白いプラスチックを流し込み、金型が仕様どおりに仕上がっているか確認して、問題がなければ完成です。
次にプラスチック製品を作る様子をみていきましょう。
金型に流し込むプラスチックチップとインクをボウルに入れます。。
白いのはお米ではなくプラスチックチップで、黒いのはゴミではなく黒インクを固めたモノです。この写真の割合で配合でプラスチックチップと黒インクを配合すると、真っ黒な製品を作ることができます。
下の写真に写っている機械の左上の漏斗状のところから上記のプラスチックチップを入れ、高温で溶かし、緑のBOXの中で射出成形を行います。
次回は深圳のハッカースペースの紹介をします。