TechShop内覧会に参加しました。
アーク森ビル、六本木一丁目から徒歩1分。ただしこれは立地的な話で、実際には 六本木一丁目の改札をでてTechShopのフロアにたどり着くには短くて3分、少し迷ったら5分ほどかかるので注意してください。
オフィスエリアのセキュリティゲートは通らず、ショップエリア同様アクセスできます。
エスカレーターで3階へ。
内覧会の受付は奥の方にありました。
29日(金)の16時は参加者が多く30名ほど。内覧は15名ずつ2グループにわかれて行われました。
エントランス予定地。この木製の受付もTechShop内の機材で作れる(作った?)そうです。通常の受付の機能と、簡単な資材の販売を検討しているとのこと。
窓側にレーザーカッター、カッティングプロッター、UVプリンタなどの機械。中央に作業テーブル。天井から降りている黄色いチューブはエアツール(ブロアー)。右手奥の方にはミシン。
左手にはCAD用の端末がならんでいます。更に左奥のエリアは金属加工、CNC、木工などの部屋。
ほかのFabスペースでも利用者が多いと言われるレーザーカッター。会員になっても、講習をうけた上で予約しないと使えないので利用する際は計画的に考えないといけないようです。
写真を撮っていて説明を聞き逃してしまったのですが、ツールをみるに塗装をやる場所だと思います。
溶接エリア。ビルの中で溶接ができるとは...
なんでもない廊下。この先は案内になかったので、何があるかはわかりません。ただ製作途中のものを預かるストレージサービスがあるようなので、そういった保管用の空間もあるのかも。
天井。工作機械を室内で扱うにあたって重要であろう排気ダクト。
消火器、でなくて床。ただの打ちっぱなしという訳でなく、重量のある工作機械を導入するために補強をしているのだろうか。
機材
カッティングプロッタ。でかい。
UVプリンタ。
合皮のような素材に印刷。立体感がでます。
iPhone用のハードケースへの印刷。
溶接エリアの機材。
溶接エリアの機材。
木工エリアの機材。下の写真のように木材を削ることができます。
これほど複雑な構造でも削りだしが可能というのは驚きました。
旋盤。
多色ミシン。
刺繍ミシン(ハスクバーナ バイキング デザイナー ルビー ロイヤル)
こちらは畳一畳におさまらない、大きなミシン。キルト用ミシンというものだそうです。
3Dプリンタ。このサイズで上に乗っているようなサイズのモノまで作れるそうです。
ハンダごて。もちろんあります。ただ、計測機器はみられませんでした。
やっと機材が搬入されたばかりとあって、運用についても細かいところは決まっていないようでした。
会費
内覧会の配布資料によると、個人会員の場合
- 入会手数料: 3,000円税別
- 1日利用: 4,500円税別/月間利用: 18,500円税別/年間利用: 198,000円税別
たとえば、40万円の3Dプリンタを買うならそのお金で2年間通って様々な人と交流ができます。しかもその間のハードウェアのメンテナンスはTechShopがやってくれます。期間をきめて様々な工作機械を触ってみたいというニーズにはピッタリなのかもしれません。
質疑応答
「機械の使い方は教えてもらえるの?」
利用する前にトレーニングが必要です。逆に「今日!いますぐ使いたい!」という希望に沿うことのほうが難しいようです。 機材も予約制なので、ご利用は計画的に。
「製品化や量産化の相談ってできますか?」
ドリームコンサルタントが配置されます。彼らが他の会員とのマッチングをお手伝いしてくれるそうです。
「なぜ六本木?」
六本木はクリエイターが集まり、グローバルな交流が盛んなので、新しいものを考えるのに適している、と考えたためだそうです。またアークヒルズを管理する森ビルも、ものづくりを通して交流をするスペースが欲しいという考えがあったとのこと。
「知り合いを連れて入りたい」
いまのところOKとはしていないそうです。危ない工作機械もあるので、会員以外が出入りできてしまうと危険なのです。
「材料は持ち込み?消耗品の負担は?」
材料は持ち込みください。簡単なものはTechShopでの販売も検討しているそうです。材料の持ち込みが大変な大きな部材は、宅配便などの配送をつかった搬入出を検討しているそうです。消耗品について詳細は未定とのこと。3Dプリンタのフィラメントなどは、利用する会員の負担となるかもしれません。