Friday Product Post: RED-V Standing By

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こんにちは、牧井です。今週もSparkFunブログ記事「Friday Product Post(旧New Product Friday)」の日本語版をお届けします。

Friday Product Postは、米国現地時間の毎週金曜日に公開される、米国SparkFun社の新商品を紹介するブログ記事です。スイッチサイエンスでは、翌週火曜日の夕方の17時に日本語に訳して公開しています。


Friday Product Post: RED-V Standing By

2種類のRISC-Vボードの紹介です!

BY XTOPHER

みなさんこんにちは!新製品紹介の時間がやってきました。今週はSparkFunが開発し、販売を開始したRISC-Vボード、Arduino R3 RED-VフットプリントおよびFeather互換のThing Plusフットプリントの2種類のボードを紹介します。RED-Vはコプロセッサ不要でRISC-Vの世界に入っていくハードルが低くなりました。

RISCにロックオン!

SparkFun RED-V RedBoard - SiFive RISC-V FE310 SoC


SparkFun RED-V RedBoard - SiFive RISC-V FE310 SoC
DEV-15594
$39.95

※スイッチサイエンスではお取り寄せも承っております。

SparkFun RED-V(レッドファイブと読みます)RedBoardは低コストなArduino互換開発ボードで、RISC-V命令セットアーキテクチャ(ISA)機能をもたらすFreedom E310 SoCを搭載しています。RED-V RedBoardが特徴的なのは、ハードウェアからISAへのアプローチが完全なオープンソースであることです。ロイヤリティフリーかつライセンス同意や秘密保持契約が不要で、マイクロコントローラーをフルコントロールすることができます。

RED-V RedBoardは、Arduino Uno R3フォームファクタで、SiFive Freedom E310コア、32 MB QSPI Flash、USBコネクティビティおよびJTAGインターフェースとしてNXP K22 ARM Cortex-M4を搭載し、I2C通信用にQwiicコネクタも搭載しています。プログラミングしやすいUSB-Cコネクタ付きで、より快適なスピードを求められる方向けのJTAGコネクタも用意されています。またシンプルなブートローダーを書き込み済で出荷しますので、RED-VはRISC-Vアプリケーションのプロトタイピングや開発を始めるのに最適な製品です。

SparkFun RED-V Thing Plus - SiFive RISC-V FE310 SoC


SparkFun RED-V Thing Plus - SiFive RISC-V FE310 SoC
DEV-15799
$29.95

※スイッチサイエンスではお取り寄せも承っております。

よりコンパクトで低コストなものをお求めの方におすすめなのが、SparkFun RED-V Thing Plusです。本品は上記のRed-V RedBoardと同機能で、より小さいFeatherフットプリントのバージョンです。Qwiic Connect Systemではなくシールドを使いたい場合に有効です。

Teensy Audio Adapter Board (Rev D)


Teensy Audio Adapter Board (Rev D)
DEV-15845
$14.95

※スイッチサイエンスではお取り寄せも承っております。

Teensy Audio Adapter Boardは、オーディオプロジェクト用にTeensy 4.0に取り付けて使えるシールド製品です。このシールドは簡単に取り扱えて、高音質16ビット、44.1 KHzサンプリングレートのオーディオ機能をTeensyに付加します。(※編注:SparkFun社商品ページの)Documentタブにあるaudioライブラリを使うことで、入出力の同時使用が可能になります。シンセ波形にエフェクトかけたり、複数の音声ストリームのミキシングを行ったりといった様々なオーディオプロジェクトを作成し、ヘッドホンやライン出力にCD品質のサウンドを出力することができます。


今週は以上です。今週紹介した製品をつかってなにか面白いものができたら、@sparkfun宛てにツイートか、またはInstagramFacebook等でどんなものを作られたかをお知らせください。

来週もすばらしい新製品を紹介しますのでお楽しみに!


原文:Friday Product Post: RED-V Standing By
※一部、原文に説明を追加している部分があります。また、文中にスイッチサイエンスのお取り寄せページへのリンクを追加しています。