こんにちは、菅井です。東京はまだ梅雨入りの宣言は出ていません。宣言は出るのか延長するのか、今年は本当にわかりませんね。
New Product Fridayは、米国現地時間の毎週金曜日に公開される、米国SparkFun社の新商品を紹介するブログ記事です。スイッチサイエンスでは、翌週火曜日の夕方の17時に日本語に訳して公開しています。
A Barcode Scanner Darkly
(編集注:タイトルはいつもは80年代音楽をもじったものが多いのですが、今回はSFファンだと見た瞬間、あれだとわかりますね。「暗闇のバーコードスキャナー」と訳してみました。元ネタはこれです。スキャナーは実現されましたが、メタマテリアルもいずれ出てくると面白いですね。)
また金曜日、新製品の時間になりました。今週は新製品が6点あります。まずは、新しい2Dバーコードスキャナーブレークアウト基板は、1次元/2次元コードを読み取り簡単なUSB-Cインターフェースで接続できます。その次は、月曜にお伝えしたように、Raspberry PiのPoE + HATの新商品の事前注文をお受けします。そして今週の最後は、ブレッドボードを効率化する新しいケーブル4本を紹介します。では詳しく見ていきましょう。
SparkFun 2D Barcode Scanner Breakout
SEN-18088
$49.95
※スイッチサイエンスではお取り寄せも承っております。
SparkFun 2次元バーコードスキャナーブレークアウト基板はDYScan社DE2120バーコードスキャナ―モジュール搭載の小型ブレークアウト基板です。オンボードのイメージ処理と組み合わせたカメラを使って、UPCコードからQRコードまでなんでも認識/デコードするため、1次元/2次元のさまざまなバーコード20種類を読み取ります。また照明用とレーザーベースのスキャナーから見るために使う赤い線の投影用のLEDが2個あります。
Raspberry Pi PoE+ HAT
DEV-18346
$20.00
Raspberry Pi PoE+ は 既存のRaspberry Pi PoE HAT を全面刷新し、従来設計を置き換えるため設計されました。オリジナルと同様、PoE+ HAT では、Power over Ethernet ネットワークを使ってRaspberry Pi に給電できます。PoE+ HATは、IEEE 802.3af (802.3at タイプ 1、PoE+)要件を全て満たし、ネットワークがCAT5ケーブルで給電できる15.4 ワット(PoE)から25.5 ワット(PoE+)まで与えます。
PoE+ HATを使うには、Raspberry Pi本体は変更は不要ですが、Piソフトウェアの全機能がアップデートされていることを確認してください。準備するものはRaspberry Piだけです。
今日からPoE+ HATの事前注文を受け付け、6月下旬には出荷予定です(編集注:アメリカSparkFunのショップでです) 。(この業界の大半で経験してるように)全世界のサプライチェーン供給不足の影響がまだあるため、予定出荷時期は少しずれる可能性をご認識ください。何かあれば必ずお伝えします。
Breadboard to GHR-05V Cable - 5-Pin x 1.25mm Pitch
CAB-18078
$0.75
Breadboard to GHR-06V Cable - 6-Pin x 1.25mm Pitch
CAB-18079
$1.15
Breadboard to JST-ZHR Cable - 4-pin x 1.5mm Pitch
CAB-18080
$0.95
Breadboard to JST-ZHR Cable - 6-pin x 1.5mm Pitch
CAB-18081
$1.25
今週最後は、ブレッドボード対応のJSTケーブル新製品です。 5ピン1.25 mm ピッチGHR-05V、6ピン1.25 mm ピッチGHR-06V、4ピン1.5 mmピッチJST-ZHR、6ピン1.5 mm ピッチJST-ZHRがご利用になれます。
今週は以上です。今週紹介した製品をつかってなにか面白いものができたら、@sparkfun宛てにツイートか、またはInstagramやFacebook等でどんなものを作られたかをお知らせください。
原文:A Barcode Scanner Darkly
※一部、原文に説明を追加している部分があります。また、文中にスイッチサイエンスのお取り寄せページへのリンクを追加しています。