カメラ+AIチップ企業、南京UCTRONICSは自社ブランドArducamほか、米LuxnoisのOAK-Dシリーズにも協力。スイッチサイエンスとも関係を深めていきます!Intel RealSenseシリーズの後継は彼らかも? #OpenCV #ROS

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カメラモジュール+AI処理をハードウェアで

南京のUCTRONICSに行ってきました!UCTRONICSはAI処理をマイコン上に実装し、ソニーやOV等のセンサーと組み合わせて製品にした、AIカメラモジュールを得意にしています。

CTOのLee Jackson イングリッシュネームは、マイケル・ジャクソンが好きからかも。空港に迎えに来てくれて、カーステレオはずっとMJでした

自社ブランドのArducamほか、米LuxnoisのOAK-Dなどの開発/製造にも協力。40名ほどの社員は多くがハードウェア・ソフトウェア(OpenCV,画像処理)のエンジニアです。

 
米LuxnoisのOAK-Dシリーズにも開発協力中
OEMやカスタマイズ案件も多く、FPGA使った画像処理などを手掛ける、まさにソフトとハードの中間のエンジニアが多いR&Dチーム

自社ブランドのArducamは、画像処理部分をモジュール側で処理することで、CPUパワーの乏しいArduinoシリーズでも画像処理を可能にする人気シリーズ。
「開発ボードのCPUに負荷をかけず、モジュール側で処理して高度な画像処理を実現する」というアプローチはArduino以外でももちろん有効で、たとえばスイッチサイエンスでも扱っているArducam OV9281搭載 Raspberry Pi/Jetson Nano/NX用 モノクロクアッドカメラモジュールキット(1MP x 4)は一つのRPiやJetsonなどで4つのカメラ画像を、モジュール側で合成して扱えます。CTOのJacksonいわく、「一番使われるのはロボット関係」とのこと。

OpenCVコミュニティはもちろん、高度なロボット処理を行うROSコミュニティからも見逃せない会社だと思います。

テスト中だったPico4ML

このRP2040画像処理キットTiny Machine Learning用 Raspberry Pi Picoバンドルセットは、RP2040とセットでも3268円(税込)で、機械学習ベースのマシンビジョンが体験できるキット。
今スイッチサイエンスで扱っているキットに加えて、

Raspberry silicon(RP2040チップ)を使って自社でボードを起こし、ケースやディスプレイなども追加したPico4MLは非常に面白そうなプロジェクト。ミーティング後すぐに発注手続きに入りました。(Bluetoothつきのやつもあるけど、それはTELECなしなので販売できない。残念。)

 

ケースもかわいいですね。

今後もワークショップなどをやっていきます

「日本は高度なエンジニアが多いので、すごく仲良くしたい」と、とても盛り上がった訪問。Luxnois#Minipupper など、共通の知り合いの話やK210関係他のエッジAIソリューションの話で盛り上がりました。「FPGAはいいけど、量産だと歩留まりがあんまり上がらなくてね..」などなど。
僕らからも、「IntelのRealSenseシリーズの縮小が大ニュースで、あとを継ぐのはハードウェア実装を考えると中国の会社しかないと思ってるんだけど、AIカメラソリューションはHIKVISIONとかすごいのいっぱいあるんだけど、オープンソースで英語のドキュメントでやってくれる会社が少なくて困ってる。UCTRONICSにはめちゃめちゃ期待してる日本人多いと思う」と伝え、

「オープンソース、ちゃんとしたドキュメント、開発者フレンドリーなハードウェアは、僕らが目指すところでもある。シェアは大事だから、今後一緒にオンラインの製品紹介イベントなどをぜひやっていこう」と話しました。こないだのMinipupperイベントみたいなのを、今後やっていくつもりです。

ミーティング後は南京料理

「和食どう?」と言われたのを全力で拒否(まだ南京来てから一回もご飯食べてなかった)して、南京料理をリクエスト。南京は上海,蘇州,無錫などと近く、小籠包などの上海料理などと同じ浙江料理です。

むちゃくちゃ美味しかった、エビのアヒージョ的な料理

メイカーカーニバル上海にも一緒に参加します。また、DFRobotと一緒にこの手のAIツールをMakeCodeやScratchへ対応させていく事を考えていくとのこと。CoderDojoやScratchで機械学習など、日本にはこの分野で大きなコミュニティがあるので、この部分も面白くなりそうです!

 

深圳とまたちょっと違う、杭州を中心とした上海・南京など中国AIのエコシステム

ロボットなど、複雑なハードウェアとのすり合わせが必要な分野は深圳がかなりの強みを発揮するのですが、高度なAIアルゴリズムの研究は北京の百度まわり、そして杭州のアリババまわりが中心です。R&Dに強い外資は多く上海にあります。(深圳にもあるが、オラクルやマイクロソフトなどの中国本社はだいたい上海)南京はレベルの高い大学があり、これらの都市はどれも高鉄ですぐ行き来できる距離なので、ここはここで一つのエコシステムがあります。僕もなんだかんだ年に4-5回は上海まわりに出張しているし、今後もこことの付き合いは増えていきそうです。

今週末、メイカーカーニバル上海からライブストリーミングします!

DFRobot組はもちろん、UCTRONICS、#myCobotなども現地にいるはず。オンラインで会いましょう!