こんにちは。菅井です。東京では花吹雪が始まり、入学式は葉桜になりそうです。今週もNew Product Fridayの翻訳記事をお届けする日になりました。
New Product Fridayは、米国現地時間の毎週金曜日に公開される、米国SparkFun社の新商品を紹介するブログ記事です。スイッチサイエンスでは、翌週火曜日の夕方の17時に日本語に訳して公開しています。
Take a Ride on the Magic QwiicBus
(編集注:「魔法のQwiicバスを使おう」 としてみました。タイトルはこの曲にインスパイアされたようです。)
Qwiiicケーブルを数10メートル延長したり、1ポートを4ポートに分岐しましょう。
みなさん、再びお目にかかりましましたね! 本日は素晴らしいQwiic製品、QwiicBusをご紹介します。QwiicBus EndPoint/MidPoint/Kitを使えば、Qwiicボードをは数10メートル以上延長できます。また新製品のQwiic MultiPortでは、センサやアクセサリをデイジーチェン接続せずに1か所から分岐できます。昨日のエイプリルフール記事でも一部ご紹介しています(編集注:このビデオは傑作です。本当に商品化してもらいたいものです)。最後にはQwiicジャンパーケーブルを取り上げます。それでは詳しく見ていきましょう。
SparkFun QwiicBus - EndPoint
COM-16988
$10.95
SparkFun QwiicBus EndPointは、I2C通信バスを簡単かつ迅速に拡張できます。ブレークアウト基板には、NXP社製のPCA9615を搭載、I2C 信号を差動信号4本(SCL、SDA用に各2本)に変換します。差動信号は、ボード上 RJ45コネクタ経由でブレークアウトボードに接続されたイーサーネットケーブルで送信されます。差動信号は正しい信号のまま最大30メートルまで信号を伝達します。読み取りをシンプルにするため、通信はI2Cのみで行われます。便利なQwiicシステムを利用できるので、システム接続ははんだ付け不要です。ブレードボード接続用に0.1 mmピッチのピンもあります。
SparkFun QwiicBus - MidPoint
COM-18000
$20.95
SparkFun QwiicBus MidPointは、QwiicBus Endpointと一緒に使い、好きなところにデバイスを入追加できます。最大にアピールポイントは、QwiicBusボード搭載のPCA9615の簡単さで、差動トランシーバーを使ってI2Cプロトコルを維持します。他の方法では、I2C 通信をRS-485や1-Wireなど他プロトコルへの変換が必要です。
SparkFun QwiicBus Kit
KIT-17250
$39.95
SparkFun QwiicBus Kitには。一つのパッケージにSparkFun QwiicBus systemを始めるため必要なものがすべてそろっています。キットには、QwiicBus EndPoints2個、MidPoin1個、イーサーネットケーブル(約90 cm)2本が含まれます。
SparkFun Qwiic MultiPort
In stock BOB-18012
$1.95
Qwiicはアイデアを効率よく試してみるには非常に優れた方法ですが、Qwiic対応ボードには2ポートがないものもあります。 SparkFun Qwiic MultiPortは、1ポートしかI2Cバスがないバスにポートを追加し、必要なだけバスにボードを追加できます。取付穴を使って、どんなシステムにも固定できます。
Flexible Qwiic Cable - Breadboard Jumper (4-pin)
PRT-17912
$1.50
本製品は、Qwiic JSTコネクタ(メス)とブレッドボード接続用ピン付きのジャンパーアダプタケーブルです。ケーブル絶縁は曲げやすい素材で、狭いスペースや筐体の中で通常のQwiicケーブルより柔軟に曲がります。Qwiicコネクタ付きのボードをブレッドボードやArduinoに簡単に接続できます。
今週は以上です。今週紹介した製品をつかってなにか面白いものができたら、@sparkfun宛てにツイートか、またはInstagramやFacebook等でどんなものを作られたかをお知らせください。
原文:Take a Ride on the Magic QwiicBus
※一部、原文に説明を追加している部分があります。また、文中にスイッチサイエンスのお取り寄せページへのリンクを追加しています。