みなさん、tmrcをご存じでしょうか。tmrcというのは、Tech Model Railroad Club of MITのことで、Hackやハッカー文化誕生の地として有名なMITのテック鉄道模型クラブです。興味を持った方は、HACKERSという著名な本がありますので、ちょっと読んでみるのも良いでしょう。
「Hack」という単語が、「他人のコンピューターに不正に侵入する」ことと混同されてしまっていますが、みなさんご存じのとおり、エンジニアリングを意味する単語です。しかし、ハックは、もともとはMITの学生達が仕掛ける凝ったいたずらを指す単語でした。「イタズラって何?」と思った方は、「Interesting Hacks To Fascinate People: The MIT Gallery of Hacks」を参照していただくと楽しんでいただけると思います。
前置きが長くなりましたが、そのtmrcを見に行ってきたのでちょっとだけ紹介したいと思います。tmrcはMITミュージアムの隣のビル、N52ビルに存在します。
残念ながらMIT mini Maker Faireのある土曜に尋ねたので、誰も居ませんでしたが、外から見ると鉄道模型のジオラマが展示されていました。
このジオラマの前にはアーケードゲームのボタンがあり、操作すると、ビルの窓がテトリスになります。
ビルの窓でテトリスと言えば、コレですね。
これだけの記事では残念ですので、tmrcの隣にある、MITのhackerspaceであるMIT Electronics Research Society(MITERS)も見てきたので紹介します。
Electronicsというだけあって、計測器が色々揃っています。この背面では、MITの学生さんがEAGLEで回路図をポチポチ書いていました。
Electronicsなのに、大型の旋盤なども設置されています。
大型のCNCもあり、これはMITの先生から寄贈されたものだということでした。
もちろんおきまりの3Dプリンタもあります。
MITERは、アメリカのhackerspaceらしく、なかなかカオスなのですが、なんだか居心地の良い空間でした。