こんにちは、佐伯です。
今日は、冬にクラウドファンディングが行われていたMESHを使って、海外ドラマの登場人物になる方法をご紹介します。Maker Faire Tokyo2014にも出展していたので、プロトタイプを触った方もいるかもしれません。
今回私が主人公になる海外ドラマはフルハウスやiCarly、サム&キャットなどのEテレで夕方に放映されている海外ドラマです。これらの主人公の共通点は、なにかおもしろいことをすると、笑い声のSEが入ること。
というわけで、MESHを使ってその様子を再現します。
- MESHとは
- ソフトウェアタグで主人公になる。
- Buttonタグを使って主人公になる
- 最後に
MESHは自分のアイディアをすぐに形にするための新しいDIYプラットフォームです。LEDやボタンを搭載したMESHタグとビジュアルプログラミングをするためのiPad用アプリから成り立っています。詳しくは動画をご覧ください。
まず以下のリンクからアプリをダウンロードします。今のところiPadの一部の機種しか対応していないので、iPhoneやAndroidでは遊べません。
MESH - Creative DIY Toolkit - Sony Corporation
MESHアプリでは、MESH Tagだけでなくソフトウェアタグとして、iPadのマイクやカメラを使うことができます。まず肩慣らしとして、MESH Tagを使わずにプログラムを組んでいきます。
MESHではプログラムのことをRecipe、プログラムを描くエリアのことをCanvasというようです。
Mic、Timer、SpeakerのみっつのソフトウェアタグでRecipeを作り、動かしてみます。スイッチサイエンスの社員が海外ドラマの主人公になった様子をごらんくだい。
さっきのプログラムには、音に反応して笑うだけなので、おもしろいことをしても、つまらないことをしても、真面目なことをしても笑われるという欠点がありました。これを改善するために、おもしろいと思った時だけButtonタグのボタンを押して、笑い声がするプログラムに変更します。難しい作業は必要なく、さきほどのRecipeのMicタグをButtonタグに変更するだけです。
これで面白いとおもったときだけ、笑い声がするようになりました。
今回は使いませんでしたが、MESHタグはGPIOタグがあるので、Arduinoやmbedなどのマイコンボードやセンサを使って仕掛けをつくることもできます。GPIOタグの入出力電圧は3.3Vなので、Arduinoを使うときには分圧をしなければいけませんが、mbedやRaspberry Piなら、ジャンパワイヤを接続するだけで使えます。発売日が楽しみですね。