幕張メッセで開催されている最先端エレクトロニクスの展示会、CEATEC JAPAN 2014を見学してきました。
いろいろ見てきたので、紹介しますね。
まずは太陽誘電の01005キャパシタ。写真に寸法が書いてありますが、長辺0.1mmで短辺が0.05mmという非常に小さいコンデンサです。仕様は今のところ容量100pF、耐圧4Vだそうですが、将来は100nF(0.01uF)まで増やしたいそうです。
実物を見てもそう簡単には見えませんでした。よーく見るとかすかに黒い点があるな、という感じです。
当社で普段使っているチップコンデンサは1608サイズ(1.6x0.8mm)ですから、面積比で1/256ですね。さすがに手ではんだ付けするのは無理じゃないかと思います。
お次はアルプスのブースにあったJINS MEMEというメガネです。
今回これだけでなく、いろんなブースでメガネ型デバイスが展示されていました。多くはディスプレイが付いたものでしたが、このJINS MEMEのようにセンサデバイスの集合としてのメガネもありました。そういえばOgaki Mini Maker Faireで展示されていた雰囲気メガネもそうでした。
また、タッチセンサや加速度センサ、心拍センサなど複数のセンサが小型化した結果として、指輪型デバイスや腕輪型デバイスもいくつか見かけました。
ミツミには超小型のスイッチのサンプルがありました。ほぼ全てのスイッチがもう量産しているそうです。4方向+プッシュのスイッチがちょっとぐっときました。
そして今回チアリーディング部でみんなの注目を奪っている村田製作所のブースでは、小さい無線LANモジュールのデモを行っていました。ここのところ各社が小型の各種無線モジュールを出しているので、電子工作でも無線通信が身近になりましたね。
ここで注目してほしいのは展示されているmbed LPC1768が搭載された基板です。当社が販売する予定の変換基板が搭載されています。
Maker Faireなどの展示会だけでなく、こういったエンジニア向けの展示会でも当社の製品を使ってもらえるのはうれしい限りです。このモジュールについての話はまた後ほどできると思いますので、興味のある方は少しお待ちくださいね。
部品エリアを一通り見たので民生エリア(という呼び方は今はしないようですが)に行ったところ、今度はBluetooth SIGの中のNordic Semiconductor ASAのブースにまた当社製品があるのを発見しました。先日より販売しているmbed HRM1017です。
ブースの裏側には当社でモジュールを販売しているホシデンのHRM1017とHRM1026も展示されていました。
BLEはこれからも伸びる分野だと思いますので、興味のある方はぜひ使ってみてください。
民生エリアを一周して戻ってきたら、さっき見ていなかったベンチャーエリアにGUGENブースがありました。
GUGENブースにはいろいろな展示品が置かれているのですが、そこにRapiroも置いてもらっています。2台のRapiroが動いていますので、ぜひ行った方は見ていってください。
また、はんだづけカフェでもお世話になっているウダーの宇田さんが終日いらっしゃって演奏しているそうなので、疲れた身体をウダーの柔らかい音で癒やすのもいいでしょう。