6月21日には父の日がありますが、みなさん何か用意をしていますか?母の日ならば、カーネーションやそれにあやかったものをプレゼントすればいいのですが、父の日は定番なものがないため、プレゼント選びが大変です。最近は美味しいお酒でお茶を濁すことが多かったのですが、今年は手作りオルゴールとお手紙を父にプレゼントしようと思います。
出来上がりはこんな感じ。
手作りオルゴール from SWITCH-SCIENCE on Vimeo.
用意するもの
- スイッチサイエンス 2cm箱
- mbed LPC824
- TSL2561搭載 デジタル光センサ
- 細いピンヘッダ 20P
- 圧電スピーカー
- USB2.0ケーブル(A-microBタイプ)
- USB ACアダプター(モバイルバッテリーなどで代用可)
- 固いジャンパワイヤ
- 小さいブレッドボード(レモンイエロー)
- カッター
- カッターマット(あれば)
- 半田ごて
- 半田
オルゴールに使った部品は、すべてスイッチサイエンスのウェブページから購入することができます。その商品リストは下のリンクからご覧になれます。
箱は何を使ってもいいですが、私はスイッチサイエンスの箱を使いました。Arduino UNOや一部のセンサー類など外装が薄い商品を購入すると、この箱に入ってみなさまの手元に届きます。
作り方
- 半田づけをする
- 回路を組む
- プログラムを書き込む
- しきい値を調整する
- 音楽をつくる
- 箱の加工
デジタル光センサにピンヘッダを半田付けします。
今回はブレッドボード上に回路を組みます。ブレッドボードはご家庭にあるもので構いませんが、私は落雁(らくがん)みたいな美味しそうな色をしている小さいブレッドボード(レモンイエロー)を使いました。部品の接続は下の表を参考にしてください。
mbed LPC824 | 光センサ | 圧電スピーカー |
dp4 | SDA | - |
dp5 | SCL | - |
dp6 | GND | - |
dp7 | 3V3 | - |
dp15 | - | 赤 |
GND | - | 黒 |
mbedへはこのプログラムを書き込みます。
mbed LPC824の使い方とmbedへのプログラムの書き込み方は、以下の記事をご参照ください。
mbed LPC824で温度を計ってみたよ!
おうちの明るさによっては、箱を開けても音がならないことがあるかもしれません。そういうときはプログラム内の変数を調整します。29行目のbrightnessの数値を小さくしていくと、より暗いときに音が鳴るようになりますよ。
サンプルプログラムの中には、音楽が入っていますが自分で音楽をつくることができます。音楽はMML(MusicMacroLanguage)を使って記述します。MMLの記述方法はwikipediaに載っています。
Music Macro Langage - wikipedia
ブレッドボードを箱の中に入れると、mbedに電源が供給できないので箱の側面に切り欠きを入れて、電源を供給できるようにして完成です。