メールでお知らせ水分チェッカー 【MESH + Grove】

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今回は MESH GPIOタグとGroveセンサの組み合わせで、鉢植えの測定にチャレンジします。鉢植えが乾いたらメールでお知らせします。

ハードウェア構成

使用する主要な部品は次の3点。あと、MESHアプリが動作するiOS、Android端末を用意ください。

MESH GPIOタグ
MESH GPIOタグ用Groveボード
GROVE - 水分センサ

 

 

 

 

 

 

  1. [MESH GPIOタグ] を[Grove ボード] に接続
  2. Grove用ケーブルをつかい、[GROVE - 水分センサ]を[Grove ボード] のアナログ入力端子(AINとかかれた端子)に接続

水分センサの金属部分を測定する鉢植えに差し込みます。ただ、この基板回路部分は防水対策されていませんので、センサ部分以外を濡らさぬように扱ってください。

MESHのプログラム

MESH GPIOの電源を使うので「マイク入力→電源ON」をしています。MESHアプリの端末のマイク入力で電源がONになります。端末に「こんにちは!」と声をかけるか、息を吹きかけるなどしてください。

センサ部分は、アナログ入力を受け付けたら、IFTTT連携するという単純な組み合わせです。IFTTTの設定は後述します。

アナログ入力 - しきい値の設定

MESH GPIOのアナログ入力では電気の変化を検知することができます。一定の数値を上回る/下回ると通知するといった使い方ができます。

Grove 水分センサは指した土壌が濡れていると電気が流れやすく、アナログ入力の数値(V)が高くなります。逆に乾いてくると電気が流れにくくなり、数値(V)は低くなります。

今回は乾いたとき(電圧が低くなる)場合に通知させますので、トリガーは"しきい値を下回る"を選択、しきい値は0.5 ~ 0.7程に設定します。電気の流れやすさは計測する対象によってバラつきがあるので、しきい値をうまく調節してください。

IFTTTの設定

IFTTTにサインアップして、New Appletをつくりましょう。

この際、Event IDを設定します。今回は"Moist"と設定しました。

Gmailを使って自分自身にメールを送るようにしました。IFTTT連携するサービスはいろいろありますので、自分がよく見るサービス、SNSを設定するとよいかと思います。

もう一度、MESHのプログラム画面に戻り、IFTTTの設定をします。

 

IFTTTで設定したEventIDをMESHアプリ側にも設定し、受け渡すテキストを設定します。"土が乾いたよ!"と設定します。「+データを追加」から、日時情報などを追記できます。SNSで発信する場合は日時情報を入れておくと便利です。

できあがり

センサ部分が濡れないように、MESH GPIOタグも一緒に入るカバーを付けました、...でかい。鉢植えが会社になかったので100円均一で土を買ってきて、簡易の鉢植えをつくりました。土が流れ落ちないようにコーヒーフィルタ使っています。

土が乾くとこんなメールがきます。

この記事の元ネタは、2017年8月スイッチサイエンスにインターンしていた拓殖大学 工学部 電子システム工学科 立津 璃久さんに考えてもらいました。