ISP1507ピッチ変換基板とJ-Linkをつなぐ

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近日発売予定 販売中のISP1507ピッチ変換基板の書き込み方法について説明します。

接続方法

ISP1507ピッチ変換基板と J-Linkのコネクタのピン配置は以下の通りです。

J-Link側のコネクタの図は「J-LinkソフトウエアJTAG/SWDコネクタ変換アダプタ ユーザー・マニュアル」から引用しました。

この中で接続するのは

  • Vdd - VTref
  • SWDIO - SWDIO
  • SWCLK - SWCLK
  • VIN - 5V-Supply
  • GND - GND

の5本です。これでISP1507ピッチ変換基板にも電源が供給されると思いたいところですが、これだけではだめで5V-Supplyからの電源供給をONにする必要があります。

5V-Supplyからの電源供給をONにする

SEGGER Embedded Studioを使う方法とSEGGER Embedded Studioと一緒にインストールされるJ-Link Commanderを使う方法を紹介します。

SEGGER Embedded Studioを使う方法

SEGGER Embedded StudioでJ-Linkが接続した状態でProject Itemsのプロジェクト名のところを右クリックしてメニューを出し、Options...を選択します。

オプションのメニューの中のDebugのJ-LinkのSupply PowerをNoからYesに変更します。

J-Link Commanderを使う方法

スタートメニューからJ-Link Commanderを選択して起動します。インストールのデフォルトパスはC:\Program Files (x86)\SEGGER\JLink\JLink.exeです。
(macOSでは/Applications/SEGGER/JLink/JLinkExe です)

起動するとプロンプトが出るので、「power On」で電源が供給されます。

「power on perm」でずっと電源が供給されます(接続のたびにpower onしなくてよくなる)。