近日発売予定 販売中のISP1507ピッチ変換基板の書き込み方法について説明します。
接続方法
ISP1507ピッチ変換基板と J-Linkのコネクタのピン配置は以下の通りです。
![](https://mag.switch-science.com/wp-content/uploads/2019/12/isp1507_pinout-1024x393.png)
![](https://mag.switch-science.com/wp-content/uploads/2019/12/j-link_connector-1.png)
この中で接続するのは
- Vdd - VTref
- SWDIO - SWDIO
- SWCLK - SWCLK
- VIN - 5V-Supply
- GND - GND
の5本です。これでISP1507ピッチ変換基板にも電源が供給されると思いたいところですが、これだけではだめで5V-Supplyからの電源供給をONにする必要があります。
5V-Supplyからの電源供給をONにする
SEGGER Embedded Studioを使う方法とSEGGER Embedded Studioと一緒にインストールされるJ-Link Commanderを使う方法を紹介します。
SEGGER Embedded Studioを使う方法
SEGGER Embedded StudioでJ-Linkが接続した状態でProject Itemsのプロジェクト名のところを右クリックしてメニューを出し、Options...を選択します。
![](https://mag.switch-science.com/wp-content/uploads/2019/12/j-link1.png)
オプションのメニューの中のDebugのJ-LinkのSupply PowerをNoからYesに変更します。
![](https://mag.switch-science.com/wp-content/uploads/2019/12/j-link2.png)
J-Link Commanderを使う方法
スタートメニューからJ-Link Commanderを選択して起動します。インストールのデフォルトパスはC:\Program Files (x86)\SEGGER\JLink\JLink.exeです。
(macOSでは/Applications/SEGGER/JLink/JLinkExe です)
![](https://mag.switch-science.com/wp-content/uploads/2019/12/j-link_commander.png)
起動するとプロンプトが出るので、「power On」で電源が供給されます。
![](https://mag.switch-science.com/wp-content/uploads/2019/12/j-link_commander2.png)
「power on perm」でずっと電源が供給されます(接続のたびにpower onしなくてよくなる)。