こんにちは。菅井です。梅雨終盤で荒れ模様ですが、今夜は七夕です。晴れて欲しいですね。今週も火曜日、New Product Fridayの翻訳記事をお届けする日になりました。
New Product Fridayは、米国現地時間の毎週金曜日に公開される、米国SparkFun社の新商品を紹介するブログ記事です。スイッチサイエンスでは、翌週火曜日の夕方の17時に日本語に訳して公開しています。
Come Get Your Mux!
(編集注: MUXとは、マルチプレクサ/Multiplexerの略語です)
BY XTOPHER
こんにちは。今週は、デイジーチェーン可能なパススルーコネクタが付いた新しいSparkFun Qwiic マルチプレクサ ブレークアウト基板から紹介します。その次は、ZMOD4450搭載の新しいSparkX Qwiic 冷凍センサです。職場の冷蔵庫に放置された残り物があれば、特にお役に立ちます!そして、新しいバージョンのRaspberry Pi Zero W カメラキット、Pimoroni オートメーション HAT ミニカメラ、そしてSpark Inventor's Kit ガイドブックの最新版です。
その前に、SparkFun最新のデジタルイベントに関するお知らせです。夏の計画をキャンセルしたのなら、SparkFunサマーキャンプにおいでください。クラシックなキャンプファン向けに電子的なひねりをきかせたオンラインイベントにしました。活動スケジュールをチェックしましょう!第1週はe-textileプロジェクトとセールス、第2週はGPS、第3週はロボット、第4週は機械学習です。
(編集注:SparkFunのサイトで7月2日から30日まで開催されるオンラインイベント企画です。サプライズ商品も企画されているようですね)
それでは新製品の紹介です!
SparkFun Photodetector Breakout - MAX30101 (Qwiic)
BOB-16784
$11.95
同じI2Cアドレスをもったセンサが多すぎませんか?本製品にセンサを入れて、同一バスでみんな通信させましょう。同じアドレスを持つ複数のI2Cデバイスと通信でき、インターフェースをシンプルにします。Qwiicマルチプレクサには、自身で八つの構成可能なアドレスがあり、1接続で64個のI2Cバスまで可能です。このマルチプレクサをもっと簡単に使えるようにするため、通信はすべてI2C経由で専ら行われ、便利なQwiicシステムを利用しています。
(編集注:上のビデオでは、アニメを使って、この辺りを説明しています)
SparkX Refrigeration Gas Sensor - ZMOD4450 (Qwiic)
SPX-16677
$39.95
本商品は、Renesas社のZMOD4450ガスセンサを搭載したユニークな冷却空気質センサで、食べ物の熟成や腐敗により放出されるエチレン、アミン、揮発性硫黄化合物などのガスを測定するよう設計されています。このセンサは空気中のエチレン (C2H4)、 トリメチルアミン (C3H9N) 、 硫化ジメチル (C2H6S)を最大±10%の再現性で測定し、既知の有機化合物を使って較正もでき、±15%までの精度があります。ZMOD4450で、冷蔵庫から漂うあのいやな臭いをようやく定量化できます。
SparkFun Raspberry Pi Zero W Camera Kit
KIT-16327
$66.95
本商品は、Raspberry Pi Zero Wで制御されるパン/チルトカメラです。このキットは組み立てが簡単で、プログラマブルな部品からなり、Raspberry Pi Zero WのIoT機能とPiのカメラモジュールが非常に便利になります。Zero Wカメラキットでモーション動作するホームメイドのセキュリティシステム、ストリーミング用のウェブカメラインターフェース、プロジェクトや冒険のためにいくつでも監視ステーションを作成できます。わずか数ステップで、自分のリモートカメラシステムがすぐに設定できます。
Pimoroni Automation HAT Mini
DEV-16822
$24.95
本商品は、温室のインテリジェントスプリンクラー、観賞魚の給餌スケジュール、低電圧照明システムの制御など、ホームオートメーションプロジェクトに最適です。リレー、バッファ入力3本、出力3本、アナログ入力3本を搭載し、すべて24 Vトレラントです。最後に、HATには0.96インチのフルカラーIPS LCD搭載で、システム状態を表示します。
SparkFun Inventor's Kit Guidebook - v4.1a
BOK-15884
$4.95
本商品は、フルカラーで、プロジェクトと回路のそれぞれを構築する回路図と接続表がついたステップバイステップの手順書が含まれています。完全なサンプルコードが提供され、新しいコンセプトと部品が使用する時点で説明されています。上手くいかない場合には、トラブルシューティングのヒントがあります。サンプル回路全てを終えたら、電子回路のプログラミングがよく理解できるようになります。
今週は以上です。今週紹介した製品をつかってなにか面白いものができたら、@sparkfun宛てにツイートか、またはInstagramやFacebook等でどんなものを作られたかをお知らせください。
来週もすばらしい新製品を紹介しますのでお楽しみに!
原文:Come Get Your Mux!
※一部、原文に説明を追加している部分があります。また、文中にスイッチサイエンスのお取り寄せページへのリンクを追加しています。