投稿者: こんにちは。菅井です｡本当に肌寒くなってきました。新製品ラッシュも第3週目になりました。今週もNew Product Fridayの翻訳記事をお届けする日になりました。
New Product Fridayは、米国現地時間の毎週金曜日に公開される、米国SparkFun社の新商品を紹介するブログ記事です。スイッチサイエンスでは、翌週火曜日の夕方の17時に日本語に訳して公開しています。
Mighty Modular Power Processors
（編集注：「強力なモジュラー型パワープロセッサたち」です。今後Modularがキーワードでしょうか。さりげなくProcessorsが複数形になっていますね。）
今週はSparkFun MicroModとRaspberry Pi Compute Module 4のリリースが大量にありました。
BY XTOPHER OCTOBER 23, 2020 21:00
みなさん、こんにちは！
大きな製品発表が2件あり大変な一週間でした。 まず月曜日(10月19日)にはRaspberry Piが新シリーズCompute Module 4をリリースしました。そしてApproved Resellerになりましたので、利用が簡単になるなど、基板のさまざまなオプションを提供します。そして水曜日(10月21日）には新製品のSparkFun MicroModエコシステムを発表、機能に特化したキャリア基板上の小型プロセッサ基板を交換できます（編集注：なお、MicroModには、ホームページ、チュートリアル、設計情報がありますので、そちらをご覧ください。）
それでは詳しく見ていきましょう。
Avraが新しいMicroMod基板でプロジェクトを作るのを見よう！
（編集注：最近ビデオ出演が増えているAvraがMicroModシリーズを使ってピザ追跡装置を作ります。)
※WiFi、Bluetoothなど電波を発する機能が搭載された製品は、日本で扱うために必要な工事設計認証（いわゆる技適）を取得していない可能性があります。したがって該当製品を日本国内で扱う場合にはご注意ください。日本の法律により、技適マークが付いていない無線機器は、電波を外部に発する状態での使用が禁止されています。日本国内では、電波暗室など電波を適法に遮蔽できる場所以外で、技適マークが付いていない無線機器を使用することは違法となる可能性があります。
SparkFun独自のArtemisからESP32やSAMD51 (今後もっと増えます）まで、プロセッサを選びましょう。ほとんどあるいは全くコードを変更せずに異種プロセッサの混在、整合、検査、試作を行いましょう。
SparkFun MicroMod Artemis プロセッサ：本製品は超強力な Artemis モジュールを活用した、夢の頭脳となるボードです。Cortex-M4F搭載、BLE 5.0付き、最高96 MHz 実行、MHzあたり6 uA（5 mW未満）の低消費電力で、M.2 MicroMod コネクタを使って、ペリフェラルをいくらでもMicroModキャリアボードに接続できます。
SparkFun MicroMod ESP32プロセッサ：本ボードはEspressif社のESP32とM.2コネクタインターフェースを組み合わせ、MicroModエコシステムの中では信頼おけるWiFiとBluetooth機能がついたプロセッサボードです。
SparkFun MicroMod SAMD51プロセッサ：本ボードは、32ビット ARM Cortex M4F MCUを搭載、強力なマイクロコントローラ1個を小型ボードに詰め込んでいます。最小の動作面積でもっとパワーが必要な場合、本製品は経済的かつ簡単に使える開発プラットフォームです。
MicroModエコシステム基板をRobが詳細に説明します。
特定ニーズに基づいてさまざまな入出力が使えるキャリアボードを選びましょう。各キャリアボードはQwiicコネクタシステムを使って簡単に拡張できます。
SparkFun MicroMod ATP キャリアボード：MicroModプロセッサボードの全ピン（編集注：ATPとはAll The Pinsのことです。詳しくはこちらをご覧ください）を本製品でアクセスしましょう！このボードはM.2コネクタ上のMicroModプロセッサボードのピンを2.54 mmピッチのピンソケットとボードのエッジになるPTH（編集注：Plated Though Hole、メッキスルーホールの略でソケットをはんだ付けできるビアのこと）パッドに取り出しています。
SparkFun MicroMod Input and Displayキャリアボード：このキャリアボードは2.4 インチTFTディスプレイ、アドレス可能なLED 6 個、オンボード電圧レギュレータ、6 ピンIOコネクタ、マイクロSDスロットをM.2ピンコネクタスロットと組み合わせるので、Micromodエコシステムの互換プロセッサボードと使用できます。
SparkFun MicroMod Data Logging キャリアボード：本製品は、MicroModシステムを使った高度にカスタイマイズ可能な低消費電力データロギングプラットフォームで、キャリアボードとペアになるお好きなプロセッサを選択できます。
SparkFun MicroMod Machine Learningキャリアボード：本製品はSparkFunエッジボードとSparkFun Artemisボードの特長のいくつかを組み合わせていますが、センターのコンピュータやウェブ接続が不要で、MicroModラインアップのどんなプロセッサと一緒に調査する自由があります。音声認識、常時オンの音声コマンド、ジェスチャー、画像認識はTensorFlowアプリケーションで可能です。
※上記の製品は、販売前につきスイッチサイエンスではお取り寄せできません。なお、弊社ではRaspberry Pi Compute Module 4シリーズの発売を予定しています。
SparkFunはRaspberry Pi の Approved Resellerになったので、新型Raspberry Pi Compute Module 4を販売いたします。
本製品は、Compute Moduleシリーズの大幅変更で、最大の違いはDDR2 SODIMMコネクタのフォームファクターから基板裏側の高密度コネクタへの変更です。本シリーズに当てはまることは、当シリーズはRaspberry Pi Model B 4のベストな特長全てを組み込みやOEMアプリケーションにもっと向いたフォームファクターに押し込んだ点です。
今週は以上です。
今週紹介した製品をつかってなにか面白いものができたら、@sparkfun宛てにツイートか、またはInstagramやFacebook等でどんなものを作られたかをお知らせください。
原文：As Mighty Modular Power Processors
※一部、原文に説明を追加している部分があります。また、文中にスイッチサイエンスのお取り寄せページへのリンクを追加しています。
