2021/07/03〜04 2021/06/26〜27に金沢駅前のもてなしドーム地下広場で開催されたNT金沢2021に行ってきました。
NT金沢は金沢駅東口を出てすぐのところにあるもてなしドーム
の地下
で行われるため、天候も関係なく非常に行きやすいイベントです。(以上2枚の写真は2019年撮影です)
もともと半分屋外みたいな物なので風通しもよいのですが、さらに今回は机の間を広く取って感染症対策されていました。(この写真は2021年のものです)
行程
いきなり余談ですが、今回東京都内から金沢に行くのに北陸新幹線の往復ではなく、東京-米原-金沢-上野という片道切符を乗車券として購入し、別途特急券を購入して行ってきました。この方法だと
- 往復より少し安い
- 途中下車ができる(有効期間5日間) ただし後戻りはできない
のがメリットです。もちろん時間は余計にかかるのでその点はデメリットですが例えば名古屋にも寄りたいなどの時にはいい選択肢になるのではないかと思います。筆者はえきねっとで買いました。駅のみどりの窓口でも買えると思います。
詳しくは「金沢 往復 一周」とかのキーワードで検索するといろいろ説明したページが見つかると思います。
ちなみに筆者は当初上野-金沢-米原-東京というルートで乗車券を買ったのですが、日程の関係で逆回りにしたかったのでみどりの窓口で相談しました。すると初めに買った乗車券で逆回りはできないということだったので乗車券を交換してもらいました。1回だけなら交換してもらえるとのことです。
気になったブース
いろいろなブースが出ていたのですが、その中でも気になったり話をさせてもらったブースです。
北陸大学の学生さん達が出展していました。3Dプリンタを使ったボードゲームやiPad上で動作する脱出ゲーム的なもののプロトタイプなどいろいろ出展していました。
アプリの話をいろいろさせてもらったのですが、筆者はiPadでなにかアプリを作りたいと思っていたのでいいヒントがもらえました。
Unityの仮想空間内にロボットアームを置いてブロックプログラミングで制御できるようにして、さらに実物のロボットアームも動かせる教育用の開発環境を展示していました。ゆくゆくは実物ロボット側にスイッチやセンサを取り付けて仮想空間内にフィードバックする仕組みを入れたいとのことでした。
ファミコンのカートリッジを自作して、ドット絵が格納されているROMのエリアをRAMにしてESP32で書き換えることによりアニメーションが再生できるようにしたものを出展していました。ファミコンは同時に4色しか出せないのですが、表示する絵を消え変えるとこにより時間方向に重ね合わせをしてより多くの色を出せるようにしているそうです。液晶とブラウン管のテレビ両方に映像を出していたのですが、ブラウン管の方がにじむ分自然に見えました。
ろうそくの炎っぽい照明を作りたいとのことで、マイコン制御で色温度の低いLEDを使ったボードを出展していました。両面に部品がありでかなり高密度に実装されているのですが、全て個人ではんだ付けしているとのことでした。自分でリフローやったことある方はわかると思うんですが、白い基板を白いままリフローするのって難しいんですよね。今後は炎のゆらめきなどができるようなソフトウェアを作ってよりろうそくらしさを出していくそうです。
Maker Faireでもおなじみnecobitさんの自動演奏鉄琴と、ウズキアオバさんの改造クラッピーの合奏です。necobitさんはリモート参加ということでネット越しだったんですが、ちゃんと話が通じて面白かったです。
木いちごの屋台 Hiroyuki Ohno
DMX512というステージ用の照明などを制御するプロトコルをRaspberry Piから出力していくつかの照明を同時に制御していました。DMX512対応の照明、安いものだと3,000円くらいからあるみたいなので自分でもやってみたいなと思いました。
PERIDOT CRAFT 長船 俊
JAMMAという業務用ゲーム基板の端子がついた基板をFPGAで作ろうというプロジェクトです。FPGAは自分で回路を作れるのでだいたいなんでも実現できるのですが、JAMMAという規格自体が1980年代に作られたものなのでそのための変換回路が必要になっちゃいますね。今回の基板は最初の動作確認用試作ということで、これからが楽しみです。
まとめ
ひさしぶりのオフラインイベントは非常に楽しいだけではなく、いろいろなアイデアをもらえたりして得られるものも多かったです。次はMaker Faire Tokyo 2021になると思いますが、人が集まるイベントがまた気軽にできるようになるといいですね。