OAK-D OpenCV DepthAIカメラを試してみた

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みなさん こんにちは すみやです。 
今回は先月発売したばかりのOAK-D Depth AIカメラを紹介します。

Depthカメラといえばスイッチサイエンスでも取り扱い中のintel RealSenseシリーズも有名ですが、今回紹介するこのカメラはステレオカメラ2基と4Kカメラ1基を搭載。深度情報と色情報を取得でき、ハードウェアアクセラレータを搭載し高性能なニューラルネットワーク処理が可能なAIカメラです。

カメラ後部は放熱フィン、また一般的なカメラのネジ穴があります

また、開発元のLuxonis社によるAIプラットフォームや、OpenCVと組み合わせた開発も可能です。今回はDepthAI Gen2APIドキュメントより、簡単にサンプルプログラムを試してみます。

DepthAIはUbuntuをはじめ、Windows、MacOSといった各種OSや、NVIDIA Jetson、Raspberry Piにも対応しています。各OSごとへのインストールはドキュメントのこちらに詳しく書かれています。今回はM1チップを搭載したMacOSで試してみます。

MacOSへのインストールはドキュメントにあるコマンドを入力するだけで完了します。
M1チップを搭載したMacについては、ターミナルの「Rossetaを使用して開く」で対応しました。早速Demo scriptを実行してみます。

スイッチサイエンスの発送テーブルで作業中のスタッフを写してみました。青色の画面が深度、カラー映像にも認識機能が働いています。person、chairといった簡単な物体の認識を行っています。動画ではすこしオフィスを歩いてみました。

簡単にデモプログラムを動かすことができました。他にも様々な実験プロジェクトを簡易的に試すことができるdepthai-experimentsを使って様々なサンプル例を試すことができます。

pcl-projection-rgb 

プログラムのチュートリアルとして様々なプログラムを簡単に試すことができます。
今回は簡単なサンプルプログラムを動かしただけですが、PythonやOpenCV、またARや画像処理の分野に興味のある方には非常に使いやすいデバイスだと思います。

OAK-D OpenCV DepthAIカメラはこちらのページで販売中です。
より小型のOAK-1 OpenCV AIカメラも発売しました。どうぞよろしくお願いします。