MyoWare 2.0 is Here!

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こんにちは、菅井です。卒業式も終わり、春休みになりました。桜は一気に開花し、近所の公園でこっそりお花見を楽しむ家族を見かけました。日に日に春を感じます。

New Product Fridayは、米国現地時間の毎週金曜日に公開される、米国SparkFun社の新商品を紹介するブログ記事です。スイッチサイエンスでは、翌週火曜日の夕方の17時に日本語に訳して公開しています。

MyoWare 2.0 is Here!(編集注:MyoWare 2.0登場!)

今週もSparkFun のFriday Product Postになりました。今週は、EMGセンサ第2弾、MyoWare 2.0を発表します。MyoWareは、簡単に使える最新デザインで筋肉センサをゼロから再設計し、最新高機能チップセットでアップグレードしました。この結果、センサ性能と信頼性が向上しています。MyoWare MuscleSensorは、ロボットからビデオゲームまで、筋肉の電位を用いて広範囲のデバイス制御のため使われています。

そして、今週のビデオをお見逃しなく! いつもよりRobは頑張って!(訳注:今週のビデオの筋電パーカッションは必須です。さすがミュージシャンですね。)

EMG(筋電)やバイオメトリックスがMyoWare 2.0で簡単に利用できます!


MyoWare 2.0 Muscle Sensor
MyoWare 2.0 Muscle Sensor
DEV-18977
$39.95

※スイッチサイエンスではお取り寄せも承っております。

筋肉によるモノの制御は、大半の人にはおなじみの方法です。ボタンを押す、レバーを引く、ジョイスティックを動かしますが、そんなことをせずに、筋肉でできたらどうでしょうか?

MyoWare® 2.0 Muscle Sensorは、そんなことができるAdvancer Technologies社製のArduino互換、オールインワンの筋電図 (EMG) センサです。先ほど述べたように、MyoWare 2.0 Muscle Sensor最新の簡単に使えるデザインを使って筋肉センサをゼロから再設計し、最新高機能チップセットでアップグレードされました。この結果、センサ性能と信頼性が向上されています。革新的なスナップコネクタシステムの採用で、MyoWare 2.0 エコシステム とはんだ付けせずに接続できます。 電極 (別売)を何カ所かに張り付け、出力電圧を読み取り、筋肉を曲げる、ととても簡単になりました。

本製品は、一般的には表面筋電(EMGまたはsEMG)と知られる筋電活動を筋肉の電位により測定します。脳が筋肉を曲げるよう伝えると、電気信号を筋肉に送り、運動単位(motor unit:筋肉の裏で力を発生する筋繊維の束)を動員しはじめます。科学ですね。


MyoWare 2.0 Arduino Shield
MyoWare 2.0 Arduino Shield
DEV-18426
$9.95

※スイッチサイエンスではお取り寄せも承っております。


MyoWare 2.0 Arduino Shield は、MyoWare 2.0 Muscle SensorとLink Shieldを3.5mm TRS-TRS オーディオケーブルを使って最大6個、簡単に接続できるよう設計されています。本ボードには、あらかじめピンヘッダが装着されています。お使いのArduinoに本シールドを積み重ねて、最大6個の筋電グループを読み出すようセンサを接続できます。Arduino シールドのフォームファクターで、Arduino Uno R3 標準フットプリントの開発ボードに直接つながります。Arduinoのアナログ全ピン (A0-A5)は、本シールド用に予約されます。


MyoWare 2.0 Power Shield
MyoWare 2.0 Power Shield
DEV-18427
$14.95

※スイッチサイエンスではお取り寄せも承っております。


MyoWare 2.0 Power Shield は、離れた場所にあるアプリケーション用にMyoWare 2.0 Muscle Sensor を簡単に給電するため設計されました。本製品には、ボード上にスナップコネクタがあり、MyoWare 2.0 Muscle Sensorの表側に簡単に積み重ねられます。スイッチをON位置にすると、筋電を使うためセンサが必要な電力をセンサに給電します。


MyoWare 2.0 LED Shield
MyoWare 2.0 LED Shield
DEV-18387
$26.95

※スイッチサイエンスではお取り寄せも承っております。


MyoWare 2.0 LED Shield は、ターゲットとなる筋電信号の大きさの表示と、MyoWare 2.0 Muscle Sensorに内蔵バッテリで給電するよう設計されています。青色の10セグメントバーグラフは、測定信号の振幅を表示します。筋電活動をさらに測定すれば、ボードLEDはさらに高くなります。本シールドを使えば、MyoWare 2.0 Muscle Sensorの信号を視覚化できます。本製品には、ボード上にスナップコネクタがあり、MyoWare 2.0 Muscle Sensorの表側に簡単に積みかさねられます。


MyoWare 2.0 Link Shield
MyoWare 2.0 Link Shield
DEV-18425
$12.95

※スイッチサイエンスではお取り寄せも承っております。

MyoWare 2.0 Link Shieldは、MyoWare 2.0 Muscle Sensorをお使いのArduinoマイコンに簡単に接続できるよう設計されています。本シールドには、3.5mm TRS ジャックがあり、ボード間を3.5mm TRS-TRS ケーブルで接続できます。他と同様、本製品には、ボード上にスナップコネクタがあり、MyoWare 2.0 Muscle Sensorの表側に簡単に積みかさねられます。


MyoWare 2.0 Cable Shield
MyoWare 2.0 Cable Shield
DEV-18386
$5.95

※スイッチサイエンスではお取り寄せも承っております。

MyoWare 2.0 Muscle Sensor はウェアラブル用設計で、生体センサパッドをボードに直接装着できます。でもボードから離してセンサパッドを取り付けたい場合があります。そういう時こそ、MyoWare 2.0 Cable Shieldの出番です。本シールドには3.5mm TRS ジャックがあり、従来の3電極センサケーブルを取り付けられます。ボードを人体に実際に取り付けないで、筋電センサをテストしたり使用できます。


MyoWare 2.0 Reference Cable
MyoWare 2.0 Reference Cable
CAB-19244
$1.25

※スイッチサイエンスではお取り寄せも承っております。

MyoWare 2.0 Reference Cable の目的は、MyoWare 2.0 Muscle Sensorのリファレンスピンの拡張です。ハウジングにピンを挿入して、電極スナップに生体センサパッドを装着するだけです。準備できたら、MyoWare2.0 Muscle Sensorの内蔵リファレンスピンでは届かないひじの骨の部分や対象となる筋肉の近くの隣接していない筋肉など、人体の別の部分にリファレンスケーブルのスナップピンをはめましょう。

注意:MyoWareとArduino Shieldは、人間または動物などの、病状や健康状態などの診断、治癒、緩和治療、または病気の予防を意図されたものではありません。


今週は以上です。今週紹介した製品をつかってなにか面白いものができたら、@sparkfun宛てにツイートか、またはInstagramやFacebook等でどんなものを作られたかをお知らせください。

原文:MyoWare 2.0 is Here!
※一部、原文に説明を追加している部分があります。また、文中にスイッチサイエンスのお取り寄せページへのリンクを追加しています。