Bluetooth Low Enagy(BLE)のモジュールが各社から出ています。EspressifのESP32にも搭載されているBLEですが、省電力のBLE専用モジュールにはNordicのものが使われていることが多いです。
BLEのバーション5に対応したnRF52シリーズが主力で、その中でもnRF52832とBLE 5のロングレンジ通信やUSBをサポートしたnRF52840です。スイッチサイエンスでもふたつのICを搭載したモジュールや基板をいくつも扱っているので、メーカーごとの特色を交えつつ解説します。
InsightSiP
InsightSiPは日本ではあまり聞かないメーカーですが、アンテナまで全てを一つのパッケージに入れてしまうのを得意にしています。なので当社で使っているBLEモジュールも見た目はモジュールというよりは単体のICのようです。
ISP1807はnRF52840を搭載していて、ISP1507はnRF52832を搭載しています。
Switch Science ISP1807ピッチ変換基板
ISP1807ピッチ変換基板 USB Type-C版
ISP1507 ピッチ変換基板
ISP1507ピッチ変換基板(Bluefruitファームウェア書き込み済)
BLE-UART変換基板
Raytac
Raytacは台湾のBLEモジュールメーカーです。モジュールだけでなくUSBに直接ささるドングルタイプの製品も出しているのが特長です。これにファームウェアを書き込んで使いやすくした商品も用意していますので、開発用にパソコンから簡単に使えるBLEモジュールを探している方はぜひどうぞ。
nRF52840 MDBT50Q-P1MV2 モジュール(PCBアンテナ)
nRF52840 MDBT50Q-1MV2 モジュール(チップアンテナ)
nRF52840 MDBT50Q 開発用USBドングル
nRF52840 MDBT50Q 開発用USBドングル(ブートローダ書き込み済)
Minew
Minewは深圳のメーカーです。BLEモジュールだけでなくBLEモジュールを組み込んだ製品も作っています。当社ではつい先日nRF52840を搭載したBLEモジュールMS88SF21のピッチ変換基板を発売しました。
オフィス訪問の動画を含む紹介記事も書きました。 Shenzhen Minew technologiesのBLEモジュールを搭載したピッチ変換基板を発売します
まとめ
モジュールの中身はどれもnRF52xxxなのでどうしても値段で比較したくなりますが、メーカーごとに得意な技術があるので、それを見極めて採用するといいでしょう。