投稿者: こんにちは、もう今週はクリスマスで、年末まで2週間を切りました。いきなり冷え込んできましたが、お変わりなくお過ごしでしょうか？
New Product Fridayは、米国現地時間の毎週金曜日に公開される、米国SparkFun社の新商品を紹介するブログ記事です。スイッチサイエンスでは、翌週火曜日の夕方の17時に日本語に訳して公開しています。
Welcome Facet: A Complete, Field-Ready GNSS-RTK Surveyor（編集注:今週は何もひねりがありません。FacetというオールインワンのRTK搭載GPSです。ビデオもSparkFun創業者の出演で力が入っています。）
今週もSparkFun New Product Fridayがはじまりました。昨年は、超高精度の地理空間座標用のケース入りRTK Surveyor製品群を発表してきましたが、この取り組みの集大成を発表いたします。完全ケース入り、センチメートル単位の測位用GNSSレシーバー、SparkFun RTK Facetの登場です。
新製品をご紹介する前に、ホリデーシーズン前にFacet を手に入れたい方には重要な最後のお知らせです 。12月24日に間に合わせるには、12月20日午後2時（米国山岳標準時間）までにご注文ください。Overnight ShippingまたはTwo Business Day shippingでお願いします。 詳しくは、2021 Holiday Shipping Guideをご覧ください（編集注：これは、米国内でSparkFunから直接購入される場合に当てはまります。なお、スイッチサイエンスは、12/30 - 1/3 までお休みをいただきます。年内発送は29日14時受付までです。詳しくは、カレンダ―をご確認ください。）
SparkFun RTK Facet GPS-19029 $699.95
※Wi-Fi、Bluetoothなど電波を発する機能が搭載された製品は、日本で扱うために必要な工事設計認証（いわゆる技適）を取得していない可能性があります。したがって該当製品を日本国内で扱う場合にはご注意ください。日本の法律により、技適マークが付いていない無線機器は、電波を外部に発する状態での使用が禁止されています。日本国内では、電波暗室など電波を適法に遮蔽できる場所以外で、技適マークが付いていない無線機器を使用することは違法となる可能性があります。
SparkFun RTK Facet一つあれば、高精度ジオロケーションと測量のニーズをすべて満足できます。初心者には使い始めるのが極めて簡単で、上級者には強力かつ柔軟なツールです。数分間設定するだけで、センチメートル単位で素早く測定できます。Bluetooth®で携帯に接続すれば、補正データを与えるラジオリンクになり、デバイスからNMEA出力も受信できます。 これまで10年間、1万ドルしていた測量機器が行ってきたことをそのまま簡単、小型、安価にしました。
その中身は、ZED-F9PやLiPo燃料ゲージ、マイクロクロSDなどの周辺ハードウェアに接続されたESP32 WROOMです。RTK Facetのドームの下には、測量グレードのL1/L2 アンテナがあり、これはGNSS Multi-Band L1/L2 Surveying Antennaで使われているものと同じエレメントです。内蔵アンテナのARPは、ベースからL1アンテナ測定点へ61.4 mm、L２アンテナ測定点へ57.4 mmです（編集注：ARPは、Antenna Reference Pointの略で、アンテナ取り付け位置のオフセットを表します。RTKだからmm単位で問題になるのですね。）。RTK FacetはArduinoでプログラムされており、どんな要求に合わせられます。
Qwiic Blower Fan
SPX-18561
$24.95
※スイッチサイエンスではお取り寄せも承っております。
空気を動かさなければならない場合があります。アクティブな冷却や換気にかかわらず、小型ファンがあるだけで大きな違いがありますが、細かな配線もあり取り扱いは難しくなります。この問題を簡単にするため、Qwiic Blower Fanでは、ファンをボードに対となるフラットなフレキシブルコネクタ、電圧ブースター、ATtinyベースのドライバとともに取り付けました。Qwiicバスを介してファンに給電制御できます。
今週は以上です。今週紹介した製品をつかってなにか面白いものができたら、@sparkfun宛てにツイートか、またはInstagramやFacebook等でどんなものを作られたかをお知らせください。
原文：Welcome Facet: A Complete, Field-Ready GNSS-RTK Surveyor
※一部、原文に説明を追加している部分があります。また、文中にスイッチサイエンスのお取り寄せページへのリンクを追加しています。
