Mission: expLoRaBLE

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こんにちは。菅井です。 先日、早咲きの山桜を見つけました。まだまだ気温は冬ですが光の方は一足先に春に近づいているようです。今週もNew Product Fridayの翻訳記事をお届けする日になりました。

New Product Fridayは、米国現地時間の毎週金曜日に公開される、米国SparkFun社の新商品を紹介するブログ記事です。スイッチサイエンスでは、翌週火曜日の夕方の17時に日本語に訳して公開しています。

Mission: expLoRaBLE
(編集注:expLoRaBLEは紹介する商品名です。タイトルはずばりこのダジャレですが、製品名の由来は後に出てきます)

皆さん、こんにちは。今週はとうとう紹介できるのが嬉しいワクワクする製品が二組あります。FeatherサイズにLoRaWANとBluetooth 5の機能を搭載したコンボIoTボードのSparkFun LoRa Thing Plus - expLoRaBLE、そしてLoomia社からユニークなe-textile新製品10点です。また、expLoRaBLE ボードにぴったりな広帯域アンテナの新製品も紹介します。


このダジャレわかります? LoRa + BLE = expLoRaBLEです!

SparkFun LoRa Thing Plus - expLoRaBLE

SparkFun LoRa Thing Plus - expLoRaBLE
WRL-17506
$49.95

※Wi-Fi、Bluetoothなど電波を発する機能が搭載された製品は、日本で扱うために必要な工事設計認証(いわゆる技適)を取得していない可能性があります。したがって該当製品を日本国内で扱う場合にはご注意ください。日本の法律により、技適マークが付いていない無線機器は、電波を外部に発する状態での使用が禁止されています。日本国内では、電波暗室など電波を適法に遮蔽できる場所以外で、技適マークが付いていない無線機器を使用することは違法となる可能性があります。

SparkFun expLoRaBLE Thing Plusは、Northern Mechatronics社のSiPパッケージ(System in Package)のNM180100搭載のFeatherサイズの開発ボードです。NM180100、Ambiq Apollo3 マイクロコントローラ、Semtech SX1262 LoRaトランシーバーにより、本製品は868 MHz /915 MHz両バンドとBluetooth Low Energyを搭載したLoRaモジュールです。さらに Qwiic Connect Systemも利用可能。はんだ付けやシールド不要でシステムを接続できます。


真に感動的なe-textile新製品です!

Loomiaは、はんだ付けで連結したり、Arduino NanoやTeensyなどのマイクロコントローラで動作するよう設計されています。システムは独自のインターコネクトを中心に展開していて、バス間の接続が簡単にできます。ブレッドボードを簡単に利用できるよう、インターコネクトには容易にピンヘッダをはんだ付けできます。Loomiaのパーツは生地から木材まで、多数の素材に貼り付けられ、電子工作が見栄え良く洗練されて見えます。

Loomia S-Curve Bus

Loomia S-Curve Bus
COM-17856
$29.00

S字カーブバス(S-Curve Bus)は LEL(Loomia Electronic Layer:Loomia電子層)バスから普通でない形状を作る必要がある場合ぴったりです。二つを組み合わせてひじに巻き付く大きなC字カーブを作ったり、一つだけ使ってやわらかいロボットやインストレーションに必要な配線を取りまわすためご使用になれます。

Loomia C-Curve Bus

Loomia C-Curve Bus
COM-17862
$29.00

C字カーブバス(C-Curve Bus)は、大きな角度で二つの0.15インチバスを接続するのにぴったりです。この部品を使えば、肩や大きな表面積をまたいで導線を作ることができます。

Loomia 4-Wire Bus

Loomia 4-Wire Bus
COM-17863
$29.00

ストレート4線バス(straight 4-wire Bus)には0.15 インチ幅の導線が4本あります。各「ワイヤ」は低抵抗で、発熱せずに高速データスピードや安定したワット数が利用可能です。各バスはあらゆるやわらかい回路のニーズに対応して、ねじったり、たわんだり、折り曲げられます。このバスはS字カーブバスやC字カーブバスと簡単にはんだ付けでき、ウェアラブルアプリケーションの様々な形状を作成できます。

Loomia Serpentine Bus

Loomia Serpentine Bus
COM-17857
$29.00

蛇型バス(Serpentine Bus)は 0.15インチパターンで、 S字カーブバス、C字カーブバスと互換性があります。最大20%まで伸びるので伸びしろを追加するためお使いください。ウェアラブルアプリケーションにお勧めします。

Loomia 5V - 7.2V Heater

Loomia 5V - 7.2V Heater
COM-17858
$52.00

5V - 7.2V Heaterは、お手持ちの5 Vバッテリーパックや直列にしたLiPoバッテリー2本でお使いになれます(いずれも安全に2 A出力できることを確認して下さい)。ご使用になる電圧によって熱くなります。ヒーターは60秒で急速に温まり感じられる温かさになり、二分で最高温度になります。この部品は加熱用ウェアラブルやサーモクロミック効果用にお使いください。

Loomia Mini Pressure Matrix

Loomia Mini Pressure Matrix
COM-17859
$28.00

1.25インチ平方での圧力分布を調べたいならミニ圧力センサ(Mini Pressure Matrix)です。リードが6本あり、3x3 マトリックスでのどこを押したか、表面上の圧力分布を読み取れます。各領域からは、圧力センサ上の重量によって変化するアナログ値を読み取れます。

Loomia Single Pressure Sensor

Loomia Single Pressure Sensor
COM-17860
$28.00

Single Pressure Sensorは、センサ上の力をマップするアナログ入力を読み取ります。押せば抵抗値が低下し、呼吸の肋骨拡張に関連した身体上の圧力計測などにぴったりです。このセンサは小型ですが強力で、小さな表面積のアプリケーションに便利です。

Loomia Mega Pressure Matrix

Loomia Mega Pressure Matrix
COM-17861
$28.00

ミニ圧力センサと似ていますが、メガ圧力センサ(Mega Pressure Matrix)はその大型版です。リードが6本あり、3x3 マトリックスでのどこを押したか、表面上の圧力分布を読み取れます。各領域からは、圧力センサ上の重量によって変化するアナログ値を読み取れます。

Loomia Single Backlit Button

Loomia Single Backlit Button
COM-17864
$34.00

シングルバックライト付きボタン(Single Backlit Button)はLEDを内蔵したシンプルなメカニカルスイッチです。ボタンを押せば回路は閉じ、ピンはハイかローになります。内蔵LEDを使って光る電源アイコン、ロゴやお好きなものを作りましょう。

Loomia Double Backlit User Interface

Loomia Double Backlit User Interface
COM-17865
$52.00

ダブルバックライト付きユーザーインタフェース(Double Backlit User Interface)は、 シングルバックライト付きボタンと似ていますが、2倍の楽しさがあります。上下左右に制御する必要がある場合にお使い下さい。切り抜いたビニールを使って、生地の上にボタン機能を示すアイコンやデカールを作成しましょう。

Wide Band 4G LTE Internal LoRa Antenna

Wide Band 4G LTE Internal LoRa Antenna
WRL-17841
$1.95

本製品は、広帯域の4G LTE アンテナ(周波数範囲 700-2700 Mhz)で、BLEやLoRa/RFなど、数多くのアプリケーションに利用できます。アンテナは53 mm x 24 mmで、IPEX(u.FL同等品)コネクタ終端の同軸ケーブル100ミリ付きです。アンテナ裏面は3Mの粘着テープで、電子工作に簡単に固定できます。

今週は以上です。今週紹介した製品をつかってなにか面白いものができたら、@sparkfun宛てにツイートか、またはInstagramやFacebook等でどんなものを作られたかをお知らせください。 

原文:Mission: expLoRaBLE ※一部、原文に説明を追加している部分があります。また、文中にスイッチサイエンスのお取り寄せページへのリンクを追加しています。